豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

地産池消が必要な理由…北斗市

2014-12-27 17:08:13 | ファース本部
家づくりに使用する木材を海外から輸入すると言うことは、海外の山林から切り出して運搬し、製材工場で切り分け、輸出するための港湾に搬送します。
この段階で大量のCO2を排出していますが、何日も船で運ばれ日本の港に陸揚げ致します。
更に、これを日本国内の地域に陸送して木材店から工務店の細工場に運ばれます。

このように遠距離であればあるほど、デリバリーに使用する燃料からCO2の排出が行われることになります。確かに日本の人件費は世界トップクラスと言われるくらい高いため、国内の山林から切り出した木材は、価格競争で厳しい試練に晒されています。
政府は、地産材を使用した際に補助金制度を設けるなどの対策を講じておりますが、地元山林が友好的に活用されるような、抜本的対策には至っていないようです。

私達ファースグループは、地域密着型工務店の地産池消を推奨しております。
それは木材に限らず、屋根、建材、建具、家具、電気、設備なども含め、地元の協力業者に限って発注することです。木材の地産池消には、CO2排出削減に大きく貢献します。
地元の協力業者の活用は、地域経済にお金が行き渡る経済効果があります。

昨今は、諸外国の人件費も高騰しており、必ずしも日本の人件費だけが高いと言うわけではないようです。日本国全体で思考すると私達、家を供給するモノだけでなく、家を求めるユーザーさん側も含め、地産池消の意義を知ることで価格問題は越えられそうです。

写真は道南杉置き場で撮ったのです。
この近くで樹林した杉が、この近くでしかも地元の製材工場で製材され、地元の木材店から販売されて、地元の工務店で建築される事の意義はとても大きいのでしょう。
行政は、補助金を出すより、このような意義をユーザーに告知する政策を実践して戴きたいものです。

さて、今日は年末年始の初日ですが、ファースの家施工現場は今日も稼働しております。
そして明日の日曜日はファースの家の地鎮祭を行う予定です。

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