
一般のガラスをフロートガラスと云います。
単板フロートガラスの熱を逃がす量(熱貫流率)は、5.9w/㎡k(wは時間当たり1平方メートル、kは1度の温度差)です。
フロートガラスを複層(6㎜間隔)にして、中にアルゴンガスを封入すると3.4になります。
同じく12㎜間隔では2.9、複層ガラスの内側に特殊金属粒子をコーティングすると1.7、更にアルゴンガスを封入すると1.4となります。
ガラスを3枚合わせのトリプルLow-Eにすると、1.0を切り0.88のガラスもあります。
私達は那須塩原市の販売代理店さんでガラス加工を得意とする、星野アルミ建材さまと色々な断熱ガラスの加工実験して来ました。
星野アルミ建材さんの磯副社長の執念は、何よりも凄かったと思っています。
出来上がったのが、6枚の特殊断熱ガラスであり、実験段階では、0.22を記録しています。
高性能グラスウール24㎏で約0.36程度となります。
これは断熱材の仕様性能値であり、実際にグラスウールを挿入して熱負荷試験すると0.44位まで下がってしまいます。
私達はあらゆる断熱材の試験用加熱boxをつくり仕様値でない、実際値を出しています。
ファース工法専用部材の「エアクララ」は当然ですが、対比するあらゆる断熱材を加熱実験で数値を出すと、メーカーの仕様値とは大きく異なる断熱材も多く存在します。
この同じ試験装置で6枚ガラスは、グラスウール250㎜の半分、0.22である事が解りました。
世界中のガラス開口部の断熱性能(熱貫流率)を調査しました。
その結果、北欧には0.38のガラス開口部がありました。
私達が創ったこの0.22のガラス開口部は、世界に類のない最高性能だと自負しています。
実験ボックスは、無理やり加熱して温度差をつくり数値を特定しています。
今度は、新築自宅の北側に取り付け、生活空間でのサーモグラフィでエビデンスを取ります。
写真は取り付けられた超高断熱ガラスです。
対比できるよう左上にトリプルガラスの窓を付けました。
透明度も単板フロートガラスと殆ど変わりません。
上手くいったらファース工法に限って供給します。
「#ファース工法」「#空気サラサラ」「#ファースの家」「#福地建装」
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