豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

外断熱用ビス…北斗市・本社

2023-06-21 17:23:31 | Weblog
外断熱用ビス…北斗市・本社
外断熱の家づくりが多くなりました。
木材の柱や間柱、梁や桁などの熱伝導率は、乾燥状態にもよりますが凡そ0.12w/㎡kです。
熱伝導率は、専門単位でλ(ラムダ)と云いますが、1㎡から放出する熱のことです。

0.12wの「W」電気の明るさや出力と同じ意味の単位です。
昔はkcal(キロカロリー)で表記していましたが、現在は「w」に一本化されています。
私達のファース工法に用いる外断熱用ファースボードの熱伝導率は0.023wです。

断熱材の断熱力は、低い熱伝導率でさらに厚さにも比例します。
0.023wのファースボード(グラスウールは0.045w)を躯体の外側に張り込み、その内側から同じ断熱力のある、スプレー発泡断熱材エアクララを施工します。
つまり外内双方の特徴を持たせました。

外断熱ボード用を固定するには、画像の短い方のビスで止め、その上に通気層用の木材を打ち込み、その木材に外壁材を張ります。
開発当初はこのような長いビスが無かったので、大工さんに大変な苦労を掛けました。

外断熱工法は、躯体の外側に断熱層があるため、家屋内温熱環境が安定し易いのです。
施工の難儀さや躯体が温まる(冷える)まで時間は掛かるが、冷暖房機で設定温度にしてしまえば床面、壁面、天井面から輻射熱で放出されるため穏やかな冷暖房空間が出来ます。
空気の熱伝導率は約0.02wですからエアクララは、ほぼ空気に近い断熱力を有します。

毎日更新・朝ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
道南家づくり


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 開口部・サッシとガラスの整... | トップ | 樹脂断熱のスキン層の大切さ…... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事