豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

長期優良住宅の現況と先行き…函館~北斗市

2009-09-25 20:18:02 | ファース本部
鳩山内閣には、従来の既成概念を根本的にチェンジしようと言う意欲を感じます。
マイナス25%宣言でも先進国の日本が率先して宣言する事で国際世論を先導しようとの思惑です。単に党利党略だけならこのように風当たりの強くなる事などはしないでしょう。

大改革を断行するには、その先行きに大きなハードルが幾つも待ち受けています。私達の住宅産業では、長期優良住宅を小規模工務店が建築し易くするように、100万円の補助金が支払われます。しかし、その対象が今年の8月まで業者登録を済ませ、12月まで契約が成立し、2月まで竣工させると言う、何とも忙しい工程となります。

長期優良住宅とは、先ず暖房と冷房の省エネ性能が次世代省エネ規準を上回っている事。次に90年間は大規模改修を必要としない高寿命性能を有している事。
耐震構造や管理維持の構造も求められますが、省エネと高寿命のこの二点が大きなハードルとなります。手前味噌ですが、ファースの家は、この二点に関する性能の概要が既に公的な認定交付を受けています。

30年で粗大ゴミになっている家づくりを大改革するために起案された長期優良住宅制度です。本気でこの長期優良住宅を普及させようと目論むなら、針の穴に糸を突き刺すような的の小さい日程的な制限にこそ課題があるように思われます。

家づくりは竣工してから、建主さんと生涯に渡り、協力し合いながら家を育む環境が必須です。それには、地域に密着し経営者の顔が見える小規模工務店が、高寿命性能、超省エネ性能などの技術と技能の情報を確実に有して家づくりに取り組む事が在るべき姿です。

写真は、北斗市内で弊社が今日から建て込みを始めた、長期優良住宅の施工現場です。隣からサブ棟梁の佐々木、棟梁の山田、常務の小泉、次長の柳田です。建主さんの理解を得て北斗市では初めての長期優良住宅となります。

政権交代でこの長期優良住宅制度も見直される事でしょうが、針の穴に糸を通すような現況を大きく改善されると思います。
明日は、岡山県で第1号、全国も5番目に長期優良住宅補助金交付を受けた、倉敷市のファース工務店、林建設さんの構造見学会で会場を拝借しての講習講義のために移動します。

今日は函館で調停協会の北海道大会が開催され当方は一スタッフの会場係として参加してきました。午前の施工人夫、現場監督、技術指導、執筆原稿、午後の調停協会の会場係と、何通りもの仕事をこなせた一日でした。
明日のこの時間は岡山県倉敷市にいる事でしょう。
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