昭和60年に私は、温度管理だけでなく、家屋内の湿度も一定化しなければ真に暖かく、涼しい家にならない事に気付きました。
そのためには先ず、家を樹脂スプレー発泡施工でシームレス状に包み、温度と同時に湿気もコントロールすることに着眼しました。
家屋内でガスや石油を燃やすと、その分の酸素を外部から取り入れ、燃焼ガスを排気させる事が必須となります。そもそも外気導入をしなければ、家屋内が酸欠になってしまいます。
最初のファースの家は、換気をしてもガスが不完全燃焼を起こし始めたことがあります。
それが酸欠であることに気付き、近くの窓を少し開けると解消します。
高気密・高断熱住宅を謳っていても、排気型換気でだけでガスレンジが燃焼している家は真の気密性能を有していない証拠でもあります。
真の気密住宅では、排気式換気を行っても、ガスや石油を燃やすと酸欠になります。
だからといって換気量を増やすと冬は、乾燥した詰めたい外気を導入することになります。
夏は、高温多湿の外気を入れてしまい、その際にエアコンの室内機が、すった湿気をフィンに絡むため、凝縮熱(結露の際に出来る熱)を排除するため稼働率が膨大となります。
この5月は日本列島全域がほぼ乾燥時期となります。
この時期は、一般住宅で床下換気口を大きく開けて床下乾燥を積極的に促す事が必要です。
冬季間は塞いでいた床下換気口(寒冷地の家)を開放させなければなりません。
換気口の無い温暖地の家は、床下通気を促すように基礎パッキンなどの通気を完璧にチェックしておく事が必須です。床下通気がなければ、閉じこもった湿気(熱)が腐朽菌を発生させ、大切な家を床下から腐食しさせてしまします。写真は「#ファースの家」の床下です。
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