豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

鎹(かすがい)と箍(たが)になろう…北斗市

2020-05-27 16:54:50 | ファース本部

 

「鎹(かすがい)」と言う、木材を繋ぎとめる金物です。

「鎹」は、建築用の金物の中でとてもシンプルな金具と言えそうです。

木材であれば、あらゆる角度の継ぎ手にハンマーで打ち込むだけで済む金物です。

 

私は家庭裁判所の調停委員で多くの夫婦関係調整事件を担当してきました。

「子は鎹」、破綻した夫婦も子供のためとしだいに普通の夫婦になるケースもあります。

まさに子供は、その夫婦の大切な繋ぎ役を果たしていたのですね。

 

ある工務店経営者が、離婚危機になっており、その夫婦から相談を受けたことがありました。

私は、個別に互いの言い分を存分に聴かせて貰いました。

抱えていた鬱憤を吐き出すことで「子供の幸せ」の在り方に気付いたようです。

 

10年後に伺った際には、そのお子様が一流大学を出て官庁就職が決まっていました。

あの時、離婚しようと云いだした理由が未だに二人とも忘れたと苦笑いしていました。

所詮夫婦は他人同士の共同生活から始まったのです。

 

木樽を形成している「箍(たが)」が外れると木樽は跡形もなく壊れてしまいます。

鎹は鉄の棒、箍は竹を割った棒でしかありません。

写真の鎹も、木樽の箍と同じように備わる場所にいるからこそ役割を果たします。

 

私達人間社会は、鎹や箍によって構築されているようにも思われます。

特に私達「#ファース・グループ」の家づくりには、ヒトとモノを繋ぎ合わす絆が必須のようです。

 ファース本部オフシャルサイト毎日更新

 

 

 

 

 


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