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豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

断熱性能の劣化率を…北斗市・本社~函館空港~羽田空港~東京都内

2024-04-22 18:11:04 | Weblog
断熱性能の劣化率を…北斗市・本社~函館空港~羽田空港~東京都内
私達のように家づくりを行って生計をたてている者は、建築してお引き渡しを終え、お住まいになっているお施主様が、どのように暮らしているかを確認する必要があります。
断熱材は、経年変化で年々性能が悪くなっているものです。

一般的なグラスウール断熱材も、北側の日当たりの悪い場所などは、湿気を吸い込んで垂れ下がり、上部に空きが出来る場合もあります。
そもそも布団と同じように空気を含ませているグラスウールは、湿ったら一気に断熱性能が無くなってしまうだけでなく、腐朽菌を発生させる場合もあります。

スチレン系の断熱材は、気泡の中にCO2を入れてあります。
空気よりCO2は熱を伝え難いので、断熱性能は向上します。
しかし、その気泡からCO2が抜け出る事もあり、その抜けを防ぐため、表面にスキン層を付けるなどの対策を講じています。それでも年々、少しずつ抜け出ます。

私達が使用する現場スプレー発泡樹脂断熱材も経年変化は、皆無ではありません。
ファース工法断熱材は、この経年劣化を少なくするためには色々な策を講じております。
先ず、気泡率(気泡の抜いてあるスポンジは0%)を極限まで高めています。

100%だと木材の呼吸を止め、木材が持つ含水量の腐朽菌で家を腐らす場合も在り得ます。
これを独立気泡率と云いますが、この発泡倍率を上げるのは簡単で安価になります。
100杯発泡材などは、かなり安価に施工できても見た目がさほど変わりません。

画像は、ファース本部本社の敷地内に備えているグラスウールも含む6種類の断熱材を使った実験用断熱ボックスです。
ファース本部は、様々な断熱材の断熱性能と経年劣化を調べています。
当該ボックスには、100wの白熱電球をつけて温度を測定しているのです。

最低4年の春夏秋冬のデータを取り纏め、専用断熱材エアクララの性能を確認しています。
さて今日は、断熱認定機関の事務局に経年変化の実態などを報告に上京しました。

「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」
「#福地建装」「#SDGs」

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