豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

住宅システムの開発には広い敷地が…北斗市・本社

2023-08-29 17:13:28 | Weblog
住宅システムの開発には広い敷地が…北斗市・本社
一般的は家づくりを行う工務店では、広い敷地などを持つ必要などありません。
特に昨今は、プレカットで木工場から完全で正確に切り込んだ木材が現場に搬送されます。
リフォーム工事なども殆どは、現場内で加工して施工できます。

私達の福地建装も、昔は普通の一般工務店でした。
普通の工務店が普通でなくなるのには、それ相応の理由がありました。
それは家屋内の温度と湿度を、常に省エネで一定化するための研究開発を行ったからです。

色々な断熱材厚さ100㎜の小さな家(2m×2m×2mの実験box)を幾つも創り(画像)、そのbox内に温湿度の測定器材を設置しました。
これは実験boxでは、その断熱性能の経年変化を調査しています。

一定の規定での性能値は「JAS規格」で明記されています。
断熱材もその断熱材の性能仕様は、必ず表記していますがまさにJAS規格です。
JAS規格とは「Japanese Agricultural Standards」の略ですが農林水産省の管轄。

この規格は国際的にも活用され、輸出入される物品にも適用されていると云います。
実験boxに使用する断熱材にも、JAS規格の熱伝導率などは記載されています。
JAS規格は、一定の温度範囲と時間帯での性能です。

住宅は、出来上がってから様々な環境下にあり、1年後、5年後、20年、30年、50年と云うサイクルでの性能を調べるレベル必要があります。
画像は4年前に設置の断熱ボックス6個は、まさにグラスウール等の色々な樹脂断熱材たちです。

中に加熱器を置き、逃げる熱量を調べ、4年経ったら7mの高さに吊り上げ、落下させます。
強度を調べるのですが、100倍発泡やグラスウールなど完全に壊れてしまします。
エアクララは、サイコロのように転がりますが壊れませんが、研究開発には広い敷地が必須なのです。

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コメント
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