ファース工法には、潜熱式蓄熱材タイトプレートを使用しております。
これも蓄熱効果を試すため、試行錯誤の実験をベースに辿り付いた蓄熱法です。
開発当初のファースの家は、蓄熱量の大きい砕石を床下に敷設しておりました。
砕石は日射熱で高温になった90度熱も、-10度の低温も蓄熱、蓄冷してしまいます。
私達は、冷暖房に適した20度から30度くらいの範囲で熱を溜める仕組みを見出しました。
それがポリプロピレンの容器に特殊な液体(時に個体)を詰め込んだタイトプレートです。
この効果で、暖房が止まっても約6時間、冷房で約2時間の快適さを保持できます。
省エネ性も年間で平均約210kw(4000円)の負担を緩和できます。
これは住友化学の関連会社がファース工法専用部材として特別に設えてくれた蓄熱材です。
以下は、メーカーの住化プラスチック株式会社のホームページの抜粋です。
【福地建装のFAS工法住宅は、同社が何千棟という数の住宅建築に関る過程で、100年以上快適な住宅を造れるのか、ゼロエネルギー住宅は可能か、健康住宅は何を基準にするか、等の問題を追及しつづけた結果生れた高い耐久性と気密・断熱性能を持つ住宅です。
冬場は内部発生熱と窓から入る太陽熱を蓄熱、夏場は専用エアコンの効果により蓄冷することのできる、高熱容量の住宅を支えているのは、床下のFAS専用蓄熱パネル「FASタイトプレート」です。FAS工法住宅は当初は床下に蓄熱材として砕石を使用していましたが、FASタイトプレートの採用によって一段と高性能を実現できました。砕石は放熱で発熱体自体の温度が下がりますが、FASタイトプレートは一定温度で長時間発熱を続けます。夏場、25℃以上の気温になると、FASタイトプレートの吸熱量は砕石と異なり大幅に低下する特性となっており、熱い夏場に余計な放熱を起こしません。この優れた蓄熱性能はパッシブ・スミターマルで実現されています。】
一流企業のホームページに記載の記事ですが最初は、メーカーも疑心暗鬼の様子でした。
それが実績歴30年になり、現在は既に「#ファースの家」で20万枚ものタイトプレートが使用されています。
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