寒冷地では、地面が凍って膨張し、地盤面が浮上してきます。
温暖地には、地盤面の凍結浮上などの概念などありません。
この北斗市では60cmの凍結浮上があるとされ、建築指導課から基礎底辺をそれ以下にするようにとの指導があります。
ちなみに北海道は函館市50cmが一番浅く、札幌60cm、旭川80cm、帯広100㎝、陸別などは、120㎝と最も凍結深度が深くなっています。
この各地域で定めた標準凍結深度の「10分の1程度」の地盤面が凍結で浮上します。
例えばこの北斗市60㎝ですから夏場より冬季間は、6㎝地盤面が高くなります。
帯広は10㎝も地盤面が高くなるため、凍結深度に達していない建造物は、夏と冬の地盤面の上下で高さが異なって来るのです。
玄関ポーチや犬走などの外部コンクリートは、当然ながら凍結深度を見越して対応しなければ一冬で壊れてしまいます。
画像は北海道の一般的な基礎工事断面図です。
北海道の屋根の多くはトタン板で簡素ですが、本州と異なり基礎工事に多額の負担を強いられています。
今日は一般ユーザー様からの凍結浮上の問い合わせ回答で出社しました。
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