豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

窓の結露と対策法…函館市~北斗市

2016-12-26 17:43:39 | ファース本部

私は、無料住宅相談をインターネット活用で行っています。
毎日多くの方々から相談が寄せられます。
今日は、四国の方から窓の結露の相談がありました。

施工したビルダーは、「価格は高いが断熱性能の良いサッシなので結露などは起きませんよ」と太鼓判を押された家の窓だそうです。
ところが数日前には、居間の窓ガラスとサッシ枠に流れるような結露で驚いたとの事です。

結論から云って「結露の生じない家はありません」と先ずは断言しておきます。
暖房時において行政指導の温湿度は、室温20℃、湿度50%と云われております。
北海道では家の断熱気密をしっかりと行い、常に24℃前後と高めするのが通例です。

ともあれ20℃、50%の時の露点温度(結露の生じる温度)は、9.3℃です。
つまり9.3℃以下の部位には結露が必ず生じます。
この室温20℃の部屋に洗濯物などを干すと一気に湿度が80%くらいまで上がります。
その時の露点温度は16.4℃ですから室温20℃から僅か3.6℃低い部分に結露が出来ます。

外気温が低くなれば、どのような高額で高性能ガラスとサッシ枠を取り付けても、室内で湿気をたくさん放出した際には写真のような結露が確実に生じてしまうのです。
高性能サッシを取り付けた場合は、室温でサッシ温度をあげるようにすべきなのです。
カーテンなどは、湿気を通し、室温を遮るため、窓の結露を助長させてしまいます。

窓の結露は室内環境で自然と消えますが、その結露水が壁の中に染み込む事もあります。
特に内壁を通り抜け、グラスウールの外側部分に結露することが最も厄介な内部結露です。
このような内部結露は、想像しただけでも事後処理の難しさを誰もが理解できます。

私達のファース工法は、室内で湿気を出しても断熱材のスキン層で湿気を遮り、その湿気を調湿材に吸着させ、調湿作用に活用する方法を講じています。

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