豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

虚業と実業の裏表とは…北斗市

2009-02-26 22:19:47 | ファース本部
アメリカ発の世界的な経済危機が我国やアジアだけでなく、ヨーロッパ諸国まで巻き込みました。
2年前まで経済大国、世界の優等生と持て囃されたアイスランドは、現在、国家破綻寸前の危機的状況になっているといいます。

アメリカも含め、何でも証券売買としてしまうような金融システムで経済大国になったとしても所詮は、虚業マネーゲーム大国であったように思います。
マネーゲームとは実体経済が反映れないまま為替や株、証券などが何百倍になったり、何百倍に価値が減ったりするような事だと思います。

我国日本の円が強いのは、ものづくりという実業の技術、技能が経済基盤となっているからでしょう。
実体経済とは真の経済、つまり住む人々の生活に必要不可欠な仕事で成り立っている経済の業態を言うのです。

数年前、ある新興企業の若い経営者が、「幸福や人の心までも金で買える」と、マスコミや著書なので言い切り、当時は、それも「生き方のひとつ」と言う容認説もありました。
あまりにも彼の露出度が多すぎたのと、企業成長が急激だったので、その舞台裏を嗅ぎ出され、粉飾決算と言う罪で逮捕されるに至りヒーローから一気に犯罪者に…

彼の発想はユニークで新しい時代の企業の経営手法を垣間見る事も出来ました。
彼は自分の企業の時価総額のアップに拘り過ぎた事が墓穴を掘る要因だったのでしょう。
発行株数に株価をかけた数値が時価総額です。本来、株価は実態経済に即したものでなければなりません。

企業の技術力や営業力などが評価され、売り上げと利益があがり、株主配当が多くなれば必然的に株価が上昇するのが正しい株価相場なのでしょう。しかし、時価総額は、表面だけを飾って成長企業のように振る舞い、投資家の買い心を煽り、株価を異常に吊り上げるなどの手法を用いたりする場合もあります。まさに実業でなく虚業なのです。

写真はこちらを見ている猫の写真です。ファースのロゴも猫です。
猫は、虚業と実業を見抜けるのだそうですが…
今日は、終日社内に篭って新しい技術開発の構想を練っていました。
新たにエネルギーを使用しないで省エネになる新技術を…虚像なら猫に見抜かれます。
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