記念に欲しい？ライブドア株

整理ポスト株移管、野村証券が停止…ライブドア想定か
上場廃止を知らせる「整理ポスト」に割り当てられた株式について、野村証券が他の証券会社の証券口座からの受け入れを停止したことが２５日、わかった。
野村は「特定の株式を想定した措置ではない」と説明しているが、上場廃止で大量の株券の返還が想定されるライブドア株が自社の口座に移され、上場廃止に伴う事務負担を避けるため、との見方が強い。
野村が停止しているのは、野村以外の証券会社を通じて購入した整理ポスト銘柄の株式。投資家が証券会社を通じて購入した上場株は、通常はその証券会社の証券口座に入れておくが、他の証券会社の口座に移すこともできる。上場廃止になると口座には入れておけなくなり、その時点で入っていた口座を管理している証券会社を通じ、株券の現物が株主に返される。
ライブドア株の発行済み株式数は約１０億５０００万株に上り、上場廃止時に自社が管理する口座に大量のライブドア株があると、株券の返還作業が大きな負担となる。（2006年2月25日16時11分 読売新聞）
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倒産した会社の株券に対して「紙くず」になるという表現をすることもある。
しかし、実際には「紙くず」のはずの株券に値がついたりもするのです。
Yahoo!オークションには倒産した会社の株券が出品されており、それが知名度の高い企業（例えば、山一證券とか三光汽船など）であると、数千円の値がつくこともある。
さて、このニュースがどういうことなのかというと、上場廃止になるライブドア株を記念に持ちたいと考える人は少なからずいる。
この私も百円もしないのなら、1株記念に持っておくかと考えてみたりするのです。
ライブドア株を記念にもらう側はその株を手数料を払って買うだけでいいのですが、証券会社は簡易書留で現物の株券を株主に手渡さなければならないため、その手間や費用を考えると他社（この場合は手数料の安いネット証券会社）で買ったライブドア株をわざわざ移管されて、発送をさせられたのではたまらないと考え、先手を打ったということのようです。

ライブドア株が上場廃止されたあと、Yahoo!オークションに多数出品されると思います。

それから、現物株を持ちたい人が増えると、ライブドアはその株券を印刷しなければならず、余計な支出を強いられることになります。