迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

これぞボクシング 『長谷川11度目の防衛失敗 ワンパンチで暗転』

2010年04月30日 | スポーツ
あっけない幕切れだったけど、中身の濃い試合でした。
ジャブの突き合いを見ているだけなのに、両選手の張り詰めた緊張感がテレビの前まで伝わってくる。
こんなボクシングは久しく見ていなかった。
亀田のボクシングとは違うスポーツのようだった。
長谷川はあのままダウンしていればゴングに救われた可能性もあっただけに、もう少し熱戦を見ていたかった気持ちもありますが、破れてなお強しの長谷川でした。
次戦を楽しみに待ちます。
ボクシング 長谷川11度目の防衛失敗 ワンパンチで暗転
 魔の数秒間だった。四回終盤、サウスポーの長谷川が左ストレートの打ち終わりにモンティエルの左ショートフックを食った。崩れた体勢のまま右を返そうとして再び左フックを被弾。ロープに吹っ飛ばされた長谷川は棒立ちのまま連打を浴び、試合を止められた。
 最後の場面を「意識はあった。早くロープを出なあかん、と思った」と振り返る。日本人で初めてWBO王者と戦う歴史的な一戦で、一回からスピード差を生かして左ストレートを上下に打ち分けた。抜群の防御勘で、相手の得意な左フック、左アッパーはことごとく空転。世界3階級制覇のモンティエルを向こうに回し、完全に主導権を握っていた。
 だが、四回に残り10秒を切り「気を抜いてしまった」という。やや遅いテンポで大振りのパンチを繰り出す合間に、長谷川の意表を突く鋭いショートフックを狙い打ったモンティエルが、老練さで一枚上回っていた。
 10連続防衛中で、5年間王座に君臨した「日本のエース」のあっけない陥落。前回防衛戦後に減量苦のため階級転向も考えたが、今回は減量も順調だった。試合後は「悔しさはあります」とタオルで目をぬぐい、「相手は思ったより単調だったが、最後のパンチはさすが。パンチ力があり、一回に1発もらって奥歯がぐらぐらした」。世界の広さとボクシングの怖さを思い知らされ、具志堅用高の13連続防衛の国内最多防衛記録更新は夢と散った。【来住哲司】
4月30日22時50分配信 毎日新聞


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