2005年、フジテレビで放送された『桜の花の咲く頃に』を作った方が、石川県立門前高校 女子ソフトボール部員の青春を追いかけたもの。
「能登半島地震」の震災を受けた姿や、ソフト部を育てた監督の定年退職、学校の統合などの部員たちの取り巻く環境も変わっていく。
そんななか、化粧もせず、携帯も持たず、ひたむきにボールを追う彼女たちの姿は美しく健気だ。
監督の指揮する最後の試合は、ドラマのような試合展開。最終回のツーアウトから同点に追いつき、延長戦では主力選手の負傷、そして感動的な結末(このシーンは音を消していたが、音を消さずに放送した方がよかったと思う)。
彼女たちの若さ、信頼される監督、監督を慕う部員たち、恵まれた自然、羨ましいものばかりだ。
残念だったのは多すぎたCM。
そして放送時間帯。年末30日の日中に2時間半のテレビを見られる人は限られているだけに残念。
つまらないお笑いの替わりに、夜の時間帯で放送することはできなかったのか?
再放送があったら、ぜひ見て下さい。
「能登半島地震」の震災を受けた姿や、ソフト部を育てた監督の定年退職、学校の統合などの部員たちの取り巻く環境も変わっていく。
そんななか、化粧もせず、携帯も持たず、ひたむきにボールを追う彼女たちの姿は美しく健気だ。
監督の指揮する最後の試合は、ドラマのような試合展開。最終回のツーアウトから同点に追いつき、延長戦では主力選手の負傷、そして感動的な結末(このシーンは音を消していたが、音を消さずに放送した方がよかったと思う)。
彼女たちの若さ、信頼される監督、監督を慕う部員たち、恵まれた自然、羨ましいものばかりだ。
残念だったのは多すぎたCM。
そして放送時間帯。年末30日の日中に2時間半のテレビを見られる人は限られているだけに残念。
つまらないお笑いの替わりに、夜の時間帯で放送することはできなかったのか?
再放送があったら、ぜひ見て下さい。
私たちの時代(フジテレビ)
奥能登・石川県立門前高校 女子ソフトボール部3年間の記録
2007年3月25日。能登半島・門前町を襲った震度6強の「能登半島地震」。押し潰された家々。言葉を失った町の人々・・・。過疎と高齢化の進んでいる町が、声をあげて、泣いた。
その落胆と絶望の町の中を、胸を張って駆け抜けていく少女たちがいる。町にある唯一の高校、石川県立門前高校「女子ソフトボール部」の若者たち。
地震で被災してからわずか2週間後・・・まだ傷跡が深く残る高校のグラウンドに、彼女たちは立った。
悲嘆にくれる町中に、突然、女子高校生たちの明るい掛声が響き渡った。
それが、再生と復興の物語の始まりだった――――。
道標なき時代。世界中が大きく揺れ、日本が「挫折」している。人々の心の奥底に、溢れるほどの涙が滲んでいる。これから私たちは、どこへ向かえばいいのか。何を信じて、進んでいけばいいのか・・・・・・・。
“失われた20年”を経て、この時代を生きている日本の若者たちが、今、声を潜めて泣き崩れている。
未来へ向かうための“明日への希望”を、この番組に託したい――――。
門前町/門前高校女子ソフトボール部紹介
奥能登、日本海に面する人口8000人弱の町。
かつて江戸時代から明治時代にかけては、海産物を運ぶ「北前船」の行き交う港町として隆盛を極めた。
しかし現在は人口の半数が65歳以上。過疎化が加速度的に進行する姿は、日本の地方全体の深刻な状況を表している。
町の由来は、曹洞宗大本山「総持寺」の“門前”町から。
今なお、その精神文化が息づいており、風光明媚な美しい四季の風景が流れている。
町にある唯一の高校、門前高校はソフトボールの強豪校として有名。ソフトボール部に入部するため、門前町以外からも生徒が集まる。
部員たちは、監督・室谷先生の自宅に泊まりこみ、寝食を共にしている。
真っ黒にやけた肌に短髪、ジャージ姿が特徴的な彼女たちは、過疎が進む町のなかで元気に躍動している。