迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

佐藤立樹 第7回レクチャーコンサート 「ショパン生誕200年記念ー気高き激情、愛国心」に行って来ました

2010年12月12日 | 音楽
佐藤立樹さんの第7回レクチャーコンサート 「ショパン生誕200年記念ー気高き激情、愛国心」に行って来ました。
数日前、友人からピアノコンサートに行けなくなったので替わりに行ってくれないかと連絡があり、演奏者、会場も聞かないままにOKしてのことでした。

クラッシック初心者の私達にとって、レクチャーコンサートという形式は受け入れやすいものでした。
ショパンの生涯を解説すると同時に、曲の背景や特徴をレクチャーされ、それを楽しむというこれまでに経験したことのないコンサートはある意味新鮮でした。

さて、コンサートについてですが、演奏者の佐藤さんは病に倒れられてから復帰後の初公演ということもあるのか、やや固さが見られました。
オープニングの「ワルツ 第1番」は観客側が聴く体勢をとる間もなく唐突に始まってしまった印象で、テンポもやや速かったように感じられました(素人なのにえらそうにすみません)。
しかし、その後はレクチャーを交えながらの演奏が続いていくごとに、固さも取れていくのが感じられました。
「ノクターン 第7・8番」のあたりでは、まどろみかけたところもありましたが、休憩を挟んだ後半はショパンの素晴らしさを堪能することが出来ました。
特に「英雄ポロネーズ」とアンコール2曲の演奏は素晴らしいもので、出かけていった甲斐のある演奏会でした。
ありがとうございました。

佐藤さんの「レクチャーコンサート」のこれからに期待しています。
リハーサル中に倒れ半年 ピアニスト佐藤立樹さん地元で復帰コンサート
【壬生】町出身のピアニスト佐藤立樹さん(35)のコンサートが12月12日、町中央公民館大ホールで開かれる。5月に病に倒れ、復帰後初の公演。オールショパンプログラムで「第二の人生の一歩を踏み出すコンサート。私が何よりも好きなショパンで楽しんでもらえれば」と意気込む。
東京でオーケストラとの演奏会を2日後に控えた5月、リハーサル中に頭に鈍痛を感じ、病院に駆け込んだ。診断はくも膜下出血。早期の対応もあって後遺症はなく順調に回復。3週間後に退院できた。 「横浜でのツィメルマンのコンサートにどうしても行きたくて。退院当日なのに聴きに行きました。その執念が回復につながったのかも」と振り返る。
宇都宮、東京でも開催してきた7回目のレクチャーコンサートの題名は「ショパン生誕200年記念ー気高き激情、愛国心」。曲、当時の社会状況、作曲家の人間性などの解説を加えながら、「4つのマズルカ」「ポロネーズ第6番・英雄」などを演奏する。
佐藤さんは「作品が生まれた時の生き生きさを表現できれば。こういう側面もあったんだ、とレクチャーとともに感じてほしい」と話している。
午後2時開演。2500円。