迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

警官の血(上・下)/佐々木譲

2008年04月08日 | 
三代続く警官の家系が時代背景とともに描かれています。
テンポがよいのでとても読みやすく、発生する事件やできごとにも興味をそそられます。
実際に起こった事件や出来事も話の中に盛り込まれていて、リアリティを感じました。
長編ですが、お薦めします。
出版社 / 著者からの内容紹介
汝の父を敬え――制服の誇り、悲劇の殉職。警察官三代を描く、警察小説の最高峰誕生!
昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。
★★★★☆(星4つ)