迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

少年事件、国民の目厳しく

2006年03月16日 | 社会
少年事件、国民の目厳しく=職業裁判官との差、鮮明-量刑意識調査・最高裁
2009年に導入される裁判員制度に備え、最高裁が専門家に委託して実施した刑事裁判の量刑(刑の重さ)に関する意識調査の結果が15日、まとまった。調査結果は、裁判官に比べ少年事件に厳しい国民の目や、国民の間の量刑感覚のばらつきを浮き彫りにした。
調査は全国8都市の一般国民1000人と各地の地、高裁で刑事裁判を担当する裁判官766人を対象に実施。被告の年齢や前科の有無、動機や被害感情などの量刑を決める要素を示し、罪の軽重にどう影響するかなどを聞き、裁判官と国民の違いを調べた。
その結果、「被告の年齢が10歳代」を理由に刑を重くすると答えた裁判官が1人もいなかったのに対し、「重くする」「やや重くする」と答えた国民は計約25%に達し、違いが際立った。「飲酒による判断力低下」も、刑を重くする方向で考える国民が約37%いたのに対し、裁判官は約3.7%と差が開いた。(時事通信) - 3月15日19時0分更新
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私は裁判員制度に賛成しています。それは裁判の判決(量刑)と国民の意識が一致していないからです。
最近の裁判官は量刑を決める際に過去の判決を参考にするという前例主義を踏襲しています。だから、殺人1人では死刑にならず、2人でも無期懲役とか、過去に殺人事件を起こして無期懲役で仮釈放中に殺人を犯しても死刑判決が出されないなどというケースもあります。
山口県光市母子殺害事件でも加害者少年に対する判決は無期懲役。
強姦目的の計画的な犯行で、死後に強姦、さらに無抵抗の乳児を殺し、押し入れに隠蔽。反省の態度も見られない。
こいつを死刑にしない裁判官を理解できないから、裁判員制度に賛成し裁判に参加したい、そして判決に国民の意見を多少なりとも反映させたいと思うからです。

未成年者の犯罪の刑罰は重くという国民の意識が裁判所と乖離しているというこのニュースは、少年事件に対する国民の目が厳しいという現実が現されたものだと思います。