まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

29連勝!

2017年06月28日 | 日記

末恐ろしい少年ですな。
いったいどこまで勝ち続けるんや!
将棋も囲碁もやらないオジサンは呆れるばかりてすな。



30年ぶりの快挙だそうです。
昨日はさすがに苦戦の局面も多くて
勝負も長時間に及んだようですがキッチリ勝つところは
単に強いというだけでなく
何やら円熟・老獪ささえ感じさせるような内容でした。
あのボーッとした風貌のどこに
それほどまでの「才気」が秘められているのでしょうか。
まあ、このまま永遠に勝ち続けるのは不可能で
いつかは負ける日がやって来るだけに
それからが見ものだなあ・・・
などと意地悪の一つも言ってみたくなりますねえ。



将棋ではなく囲碁の世界に
かつて「趙治勲」という天才棋士がいました。
歴代最多タイトルを獲得し通算1500勝を誇るレジェンドです。
一度だけお会いしたことがありますが
彼の持論は「勝つのは運、負けるのは必然」という言葉でした。
昔のことなのでうろ覚えなのですが・・・
勝負は一つ一つが未知の局面で、そこに最良最高と思われる手を打っても
それ以上の手を打たれることことがあって
勝つのはあくまでも「時の運」だと言うんですねえ。
しかし、負ける時は必ずと言っていいほど自分の方にヘマがあって
原因が考えられると言います。
つまり勝負の世界に「正解」はないと言うことですね。
勝つときはだいたい勝負に熱中し没頭していて
あの時はこうして勝ったとか、以前はこう打ってよかったとか
過去のデータや経験を思い浮かべる時は必ず
勝負が甘くなっていると言います。
とにかく「集中力」で
目の前の局面に全身全霊で打ちこむことが大事とか。
そういった意味で言えば
藤井四段のあの強さは「集中力」の賜物でしょうか。
最近とみに集中力がなくなったオジサンは
まぶしいような思いで天才少年の見守るばかりです。

関係ないですが・・・
藤井君の勝負メシ「胡麻味噌タンタンメン」とやらを
ぜひ一度、味わってみたいものです。