まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

トランペット気分

2017年06月17日 | 日記

港区・西麻布の裏通り。
私の職場の近くにこんな珍しい花があります。
近所には芸能人なども数多く住んでいたりするそうですが
そのせいか何とも派手な花ですねえ。



エンジェルトランペットという花だそうです。
なるほどラッパを逆さにしたような変わった形をしていますねえ。
どこかエキゾチックで熱帯地方の原産でしょうか。
私が写真を撮っていると・・・

  「この花には毒があるらしいから気をつけてね」
  「え・・・毒ですか!」
  「触ったら意識がなくなったりするそうだから」
  「えー、本当ですか!そんな危険な花がどうしてこんなところに」
  「持ち主もわからんで勝手に咲いているのよ」



思わず引いてしまいました。〈笑〉
帰って調べてみたら・・・
キレイな花には毒があるのご託宣通り
この花には確かにアルカロイド系の毒物の成分が含まれていて
食べたりすると大変なことになるそうです。
まあ、食べませんけど・・・

トランペットの花を見ていたら
突然、気分もトランペット状態になって来ました。



トランペットと言えば・・・
やっぱりマイルス・デイヴィスですよねえ。
昔から大ファンで学生時代はジャズ喫茶にもよく出入りしたものです。
極貧生活でしたからレコードを買うのはとても無理でしたが
深夜、下宿の電気を消してローソクだけにして
友だちから借りたLPをシコシコと聴いたりしましたねえ。
マイルスのトランペットには詩情がありました。
中でも「スケッチ・オブ・スペイン」というアルバムが好きで
これだけは奨学金をやりくりして購入しました。
スペインの国民的ギタリスト
ホアキン・ロドリーゴの名曲「アランフェス協奏曲」を
ギル・エバンスが編曲アレンジした曲で
まるでスペインを旅しているような錯覚に陥りました。
聴きながら思わず涙するという、実に輝かしい〈?〉青春でした。

お母さん・・・
あのLPはどこへ行ってしまったのでしょうか。〈涙〉