まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

カンナの花は咲いているか?

2017年08月19日 | 日記

岬の突端にはカンナの花が咲いていました。
ギラギラと照りつける太陽の下で
潮風に吹かれながら力強く屹立していました。



先日、何かの本で読んで驚きました。
広島に原爆が投下された後
爆心地に最初に咲いたのがこのカンナの花だったと言います。
すべての生命が死に絶え
怖ろしいほどの放射能が充満する爆心地に
強靭にも最初に芽吹いたのがこの命だったと言うのです。
なんという生命力でしょうか。
なんと雄々しくやさしい花でしょうか。
その話を知って以来
燃えるようなカンナの花姿が脳裏にちらついて離れません。



神奈川県・真鶴の海です。
家族で海水浴に出かけたのは何年前の夏だったでしょうか。
JR真鶴駅でバスに乗り換え、半島の突端まではおよそ30分。
途中、磯遊びの家族連れを眺めながら・・・

  ♪ 岬めぐりの バスは走る 窓に広がる 青い海よ~

何ともご機嫌な岬めぐりでした。

みはるかす相模湾。
絶好の海水浴日和で子供は大喜びでした。
私はと言えば冷えた缶ビールは忘れずに持って来たのに
肝心の海水パンツを忘れるという大失態で
何とも不完全燃焼の一日でした。

あの日からもう長い間海を見ていません。
岬の突端のカンナの花は今年も咲いているのでしょうか。
カンナは夏のイメージが強いのですが
秋の季語だと初めて知りました。
またあの雄々しいカンナの花を見たいものです。