鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

新年初顔合わせの話題は

2024年01月06日 | 議会活動
令和6年1月6日(土) 

 4日は県庁での仕事始め。当初の予定は、議会事務局職員を前に新年のご挨拶から始まり、各部局からの報告事項説明、新聞社主催の新年賀詞交歓会と会派の新年会となっていました。しかし、元旦の能登地震による混乱から、基本的な流れは変わらないものの、それぞれの内容は能登地震に配慮したものでした。








(議会事務局職員を前にして新年の挨拶)




(新聞社主催の新年賀詞交歓会)

 新たな日程に加わったのは正副知事が議長室を訪問しての新年の挨拶、能登地震に対応した県議会関連事業の調整です。

 正副知事の新年の挨拶では、その多くを能登地震に対する県の取組に関するもので、知事からは被災直後からの県の支援体制や現地への要員派遣などについて説明があり、議長からは議会として被災地支援のために全面的に協力する意思を伝え、県当局との情報交換を綿密にして取り組んでいきたい旨を伝えました。

 今回の地震被害では、最悪のシナリオに近い状況で、発生した時期や天候、インフラへの影響が大きく現地の被害状況すら入りにくく、支援体制を組んでも道路の損壊が厳しいことから応援部隊を送りにくいことが課題として共有しました。
 県は総務省からの依頼で、石川県穴水町への災害マネージメント支援チームを派遣しましたが、穴水町では災害対策本部すら立ち上げられる状況でなく、県派遣チームの活動範囲は想定以上に広げて対応していかねばならないようです。
 派遣員の健康状態に配慮する立場から、滞在中の食事や宿泊について話題になり、基本的に派遣先に頼らず自給自足で、寝袋の持参やコンビニなどの活用などのようですが、大きなプレッシャーの中での生活は、後方支援の立場である議会も何ができるか気になるところです。
 知事からは、穴水町には能登空港があり、現在は滑走路が損傷して利用できませんが早期の応急復旧が可能となれば、静岡空港からの空路による応援も検討していることや、石川県知事との協議の結果、空港のターミナルビルの一角を静岡県からの支援チーム基地にする方向で進めていることの説明がありました。

 県議会の日程調整については、今月末に予定した本県を開催地とする東海北陸7県議長会開催の延期や、南海トラフ地震関係の高知県での議長会議の予定通りの実施、被災した北陸3県議会議長へのお見舞い等に加え、静岡県議会としての災害見舞金への対応なども話し合われました。

 その後開催された、新聞社主催の新年賀詞交歓会でも主催者や来賓の挨拶の多くが能登地震に触れ、本県が南海トラフを震源域とする大地震発生地域にあることから、災害時の相互支援を意識したものにも触れていました。

 毎年恒例の会派新年会は、主催した幹事長によると一時期中止も考えたようですが、発災直後であったこともあり、中止せずアルコールなどは一切出さず自粛した内容で開催されました。

 被災地の状況は日が経つにつれて明らかになってきます。その状況に応じた適切な支援体制を速やかに組むことが重要であり、県と県議会が一体となってそれぞれのルートを通じた情報収集と共有をしっかり推し進めていかねばなりません。
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