令和3年9月27日(月)
秋晴れのもと、我が家から見る富士山は山頂付近に雪をいただく雄姿が見えています。週末には大型台風が接近するとの予想もありますが、この時期は「晴天」と「嵐」が同居する季節でもあります。
今年の富士山の初冠雪は、2回目となりました。1日目は9月7日で私もこの目で富士山の初冠雪を確認しましたが、その後取り消されてしまいました。
気象台の発表によると、初冠雪の定義があるようで、7日以降、平均気温の最高値を更新したため、基準を満たさないと判断されたことのようです。生まれてからずっと富士山の麓で暮らしていながらも、初冠雪の基準は知りませんでした。また、私の記憶の中でこのような過去があったか思いだしていますが覚えはありません。
改めて正式な初冠雪は昨日26日と発表され、平年よりも6日早く、昨年よりも2日早いということでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/be/cf69e2d7b12fccd55f95f70242d9a590.jpg)
(自宅から見た今朝の富士山)
富士山に雪が降る時は、麓に住んでいるとその気配を感じることがあります。特に初冠雪の時期は顕著で、夏服で過ごしていて雨模様に変わり、それまでの高温な日々から一挙に寒さを感じる時があります。その翌日の天気が晴れていれば富士山の頂上付近に雪が積もっていることがかなりの確率で見ることができます。
富士山頂と私が住む麓では標高差が3700m以上あり、気温も麓に比べ20度以上低くなります。雪が降る山頂の温度が零度以下まで下がれば、麓は20度以下になることになり、半袖姿では肌寒く感じるのは当然のことです。
これから冬にかけて、富士山麓の景色は大きく変化していきます。山麓では紅葉が始まり、富士山に降った雪の白さと相まって、空気の澄んだこの時期こそ一年で一番美しい富士山の姿を見ることができます。
秋の行楽シーズンを迎え、新型コロナウイルス感染症の影響もありますが、早く雄大な、1年で一番きれいな富士山を眺めに多くの方に訪れていただきたいと思います。
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