鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

幼稚園の入園式 将来の日本を支える金の卵たち

2016年04月08日 | 議会活動

平成28年4月8日(金)

 

 昨日の雨にたたられた小学校の入学式とは打って変わって、今日の幼稚園の入園式は晴天に恵まれました。

 

 私もずっと昔に卒園したこの富士市立幼稚園は製紙工場地帯に隣接し、この風景は私の幼少の頃も今もほとんど変わりません。私の頃は園舎の南側は水田地帯で、岳南鉄道の電車が走っているのが見えましたが、その水田地帯も全て製紙工場に変わっています。

 この幼稚園も、設置に関し当時盛況だった製紙会社の創設者から大きな支援をいただいたと聞いており、入り口にはその偉人の一族からモニュメントの園児像を寄付していただき、園児達を見守っています。

 

 入園式はおおよそ30分間。園長先生のお話、職員紹介、PTA会長のお祝いのことば、来賓紹介、職員劇「三匹の子豚」で終了。この日入園式を迎えたのは1クラス分の20名ほど。

 まだ3歳の幼児にとっては、保護者が同席しているとはいえ、この30分間も長く感じたかもしれません。

 とはいえ、先生達の子どもを飽きさせない見事な振る舞いに、見ている私たち大人が感激。それが仕事といえばそれまでですが、幼児を教育することは大変なことだろうと想像がつきます。

 私も初孫がこの4月から保育園に入園しました。その様子を見ているだけに、たった一人でも大変なのにと思うばかりです。

 

 園長先生はあいさつの中で、「この幼稚園の特色は、地域の人に恵まれ自然が豊で、その中で幼稚園生活を送る園児達は幸せだ」といっていました。金太郎飴のような幼児教育より、地域の特色を活かし、個性を重んじた地域の子どもを育てることができれば、こんな嬉しいことはありません。また、躾に関わる取り組みも紹介していました。躾については、家庭で教えることはもちろんのこと、幼稚園でも配慮いただけるのであれば、先生達の負担は増すかもしれませんが、これもありがたいことだと思います。

 

 このところ、匿名の「保育園落ちた」のブログから待機児童問題が改めて問われる結果となり、幼稚園教諭や保育士などの待遇についても改善を求める声が高まっています。確かに、幼児教育に関わる現場は、私たちが考える以上に大変な職場かもしれません。箱物の整備も必要ですが、子どもたちを安心して預けられる人の確保は最優先課題です。そのために待遇改善を確実なものにする必要があります。

 

 今日の入園式は公立幼稚園でした。これが私立幼稚園(保育園)になると待遇はさらに大きな問題となります。

 私たち静岡県議会には、超党派の県議会議員で構成する「私学支援議員連盟」があり、私立学校、幼稚園、保育園などの運営や職員待遇などについて、私学助成の予算確保の面から支援しています。

 

 この幼児達が将来の日本を支えることは間違いなく、今の私たちがしっかり育てていかねばなりません。

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