令和4年5月12日(木)
富士市長をはじめとする市幹部と富士市選出県議会議員との行政懇談会が行われました。
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富士市では毎年8月頃に、静岡県に対する次年度要望について同じメンバーが集まり、説明を受けてその後、県に要望する手続を長年にわたり行ってきました。県に対する要望書は市の職員が事務的に県の担当窓口に提出することで済ませてきました。
私が県議に初当選したときに、富士市に対して県に対するお願い事であることから、市長が直接知事に面会し、要望の重要事項について説明することが両行政機関の繋がりを深めることになり、かつ、地元選出県議会議員も同席し、状況を出席者全員で共有してその後の議会活動の中でフォローしていくことが大切であると進言しました。
当たり前のことですが、形骸化した要望活動ではその実現性についても期待する成果が得られるかどうか、県内市町が一斉に同じように要望活動を行うこともあり、積極的な行動は欠かせません。
以降、現在は前述したような流れで要望活動を行っています。要望活動しただけではその成果がどうなっているのか。具体的には県議会2月定例会において次年度予算が決まり、新年度に入ってから具体的な予算の割り振りが見えた段階で、要望事項の実現がどうなったのかを確認することが重要です。
県は各市町からの要望についての結果は、それぞれの市町が個別案件毎に県に問い合わせをして確認していました。私はこのことに関し、県の担当部署に、少なくとも市町からはまとまった要望書を提出している以上、それに対する回答は必要であり、市町が個別案件毎に問い合わせることは避けるべきと進言した経緯があります。
その後は県もいくらかの対応を取るようになったようで、市でもそれを受けて今回の行政懇談会を開催し、要望に対する結果報告と今後の対応について意見交換を行うようになりました。
県は要望内容の取組状況も合わせて返答しており、市はそれを受けより具体的に課題解決に向けた追加対応をとることもでき、県と市が連携して課題解決につながる動きとなったことは喜ばしいことです。
地域課題の一つ一つの対応は重要なことですが、県と市の連携強化につながるための私たち地元選出県議の役割は小さくありません。
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