令和6年7月9日(火)
静岡県議会6月定例会が閉会しました。新たな知事を迎えた初めての定例会で、知事の所信表明から今後の県政運営がどのように変化していくのか、二元代表制の一翼を担う県議会として、知事の意向を注視していましたが、安全運転に終始した知事の言動にはまだ全貌が見えず、今後もこの状況が続くのかよく見通せません。
県政の柱となる「総合計画」は令和7年度が最終となりますので、今年度から来年度にかけて大きな節目を迎えることになり、新知事の色が明らかになると思われます。
今年度、私は議会運営委員会委員長として、議会を円滑に運営するために、議会の運営、会議規則や委員会条例に関することなどを協議・審査する立場にあります。
この委員会には、正副議長のほか、各会派の代表者(複数)などで構成され、議会事務局や知事部局の政策担当部長などが出席します。
昨年度は、私は副議長の立場でこの委員会に出席し、本会議における質疑において答弁漏れや議員の言動等について委員から問題を指摘された経験がありました。
特に、前知事とは定例会の度に彼の不適切な発言が続き、辞任に追い込まれる事態が起きて、不信任決議案などへの対応や、議員の不祥事における辞職などもあり、緊張が続いた1年だっただけに、今年はまだ6月定例会だけですが静かすぎる幕開けとなったことに戸惑っています。
とはいえ、議員の本会議質疑において不適当な表現があったことから、委員長としてその取扱について調整し、発言した議員が議長に対して発言訂正とお詫びを申し上げる事態もありました。
閉会日には、知事提出議案に対する各常任委員長からの審査結果報告、意見書案の審議、令和6年度ふれあい親子県議会教室への議員派遣審議、閉会中の継続調査の審議などについて、いずれも全会一致で採択されました。
意見書は、①栄養教諭の適切な配置を求める意見書。②あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師および柔道整復師等の広告に関するガイドラインの早期策定等を求める意見書。③建設業における労働環境の整備を求める意見書。④不登校児童生徒に対して多様な学習機会を確保するための経済的支援制度の確立を求める意見書。⑤地方創生に貢献するサーキュラーエコノミー(循環経済)の一層の推進を求める意見書です。
これらの意見書は、地方自治法第99条の規定により、地方自治体が国の関係機関に対して提出できるもので、定例会後に速やかに提出されるとともに、都道府県議会間で構成される協議の場において、重要なものや共通のものに対しては、再度内容を調整した上で、関係省庁に提出されます。
私は、9月定例会において、久しぶりの一般質問に登壇します。今定例会閉会後、速やかにその準備に入ります。
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