鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

CNFに関わり4年 周囲の動きの速さに驚愕

2019年03月02日 | 議会活動

平成31年3月2日(土)

 

 石の上にも3年といいますが、一つのことに関わり続けることでその成果が見えてくると、取り組んできたことが報われることに喜びを感じるとともに、多くの人に支えられていることに改めて感謝したいと思います。

 

 まずは周囲への感謝を伝えたいと思います。静岡県議会では各部署に一人ずつ、部付き主幹という職員がつきます。彼らの仕事は私たち議員と所属する部署との仲介役で、議会活動全般において的確に要領よくその役割を果たしてくれます。例えば、地元からの要望を関係部署に素早く伝え、それに対する回答を用意してくれます。議員活動に必要な情報を集めてくるのも彼らの仕事で、朝出がけに電話で頼み事を伝えると、県庁に着く頃にはその回答が用意されており、その後の作業がスムーズに進めることができます。彼らの多くは2年の任期を終えると、ほとんどが自分の部署に戻り、中堅管理職として将来を有望される職員としての歩みが始まります。その支えがあったからこそ、議員はあたかも自分の手柄のように成果を喜ぶことができるのです。

 

 さて、その優秀な職員に支えられて、このところ脚光を浴びているCNF(セルロースナノファイバー:植物繊維由来の新素材)の産業化が加速しています。

 平成26年頃だと記憶していますが、第2次安倍内閣の目玉である「日本再興戦略」にCNFを新産業の柱にすることで、日本の経済活性化を図ることが記されていました。それに気付いた県の職員と歩調を合わせ、CNFとはなんぞやからスタートしました。

 

 その後は、所管する経済産業省や先進地である愛媛県、愛媛大学、大手製紙メーカー研究所などを訪問し、CNFの産業化に向けた取り組みを学ばせていただき、議会活動では機会ある毎に本県へのCNF導入について議論を重ね、今では日本における「CNFのメッカ」と標榜するところまでに到りました。

 

 この3月には、県主催の「ふじのくにCNFフォーラム第6回セミナー」が富士市勤労者総合福祉センター「ラ・ホール富士」で、また市主催の「セルロースナノファイバーシンポジウム」が富士市文化センター「ロゼシアター」でそれぞれ開催されます。全国ではこれほど積極的にCNFに取り組む地域は珍しく、このような企画がある度に全国からCNFに関係する研究者や技術者が集まります。県主催のフォーラムや展示会は毎年この地で開催されており、県の富士工業技術支援センターを拠点に支援体制が整いつつあることから、地元企業の参入が図られています。

 

 私が特別なことをやってきたわけではないのですが、その流れのどこかに自分がいたことを考えると、自己満足かもしれませんが何か充実感得たように思えます。

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