鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

森の中の保育園

2019年03月26日 | 議会活動

平成31年3月26日(火)

 

 市内各地にある保育園を訪問しました。どこも暖かみのある雰囲気に包まれ、園庭では裸足になって走り回る幼児の姿に、ほっとする瞬間を見つけました。

 天候には左右されるかもしれませんが、子どもは外で遊ぶ姿が自然であると改めて認識しました。

 

 保育園は仕事などによる親の子育てを支援する機関であり、近年は施設が不足し待機児童が増えていることが社会問題になるなど、私たちが県政で取り組む重要課題の一つとなっています。また施設だけでなく、そこで働く保育士不足も深刻さを増しています。本県を含む多くの地域が保育士不足であり、その改善策として保育士の待遇改善やキャリアパス制度などを導入し、働きがいのある環境整備を支援するとともに、現職のスキルアップや離職者の復職のための研修制度も支援策として取り組んでいます。

 

 さて、施設の運営は行政で支援できても、子どもたちにどのような最適の保育を行うかは、運営側に託されています。それぞれの地域環境もあり、これが一番というものはありません。それぞれの特色を生かした保育に精一杯の取り組みが行われていることと思います。

 

 各地の保育園を巡っている中で、ある地域の周囲を森に囲まれた保育園に出会いました。郊外にあるこの保育園は、住宅地から少し離れたところに位置し、林の中に設置されています。園舎と園庭の構成はどこも基本的には大きく変わりませんが、園庭の一部は林の中にあります。

 子どもたちは常に森の中で遊ぶことができ、私も以前から唱えている、自然環境教育が常にできる環境としてうらやましくさえ思えました。

 今の子どもたちは自然環境に親しむ機会は多くありません。それが都市部であっても田舎であっても変わらないといいます。田舎には自然環境が多くても、そこで体験する機会が少ないということです。このような保育施設の中に、あえて自然体験ができる仕組みは理想ではありますが、それを実現し、のびのびと遊んでいる子どもたちの姿には、外では見られない表情すら感じました。

 

 機会があれば、子どもたちとこの園庭でしばらく遊んでみたい気分になりました。

コメント
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