GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

モンドルキリからプノンペン

2013-12-07 21:37:29 | 交通

昨日の朝6時半にサエンモノロムを発って午後2時過ぎにプノンペンに着きました。約8時間ほどかかったものの国道8号線を経由したため行きよりは20から30km程度短縮して走行距離約360㎞。モンドルキリからプノンペンまでバイクで走ったのはこれで3度目です。以前の2回は途中のスヌウルかコンポンチャムで宿泊したのでゆっくりと彼方此方を見て回れたのですが、今回はひたすら走りました。何しろ銀行の営業時間中に着いてキャッシュカードを受け取りたかったし、ライトの点かないバイクの修理やらPCの修理も土日は技術スタッフが休みなので。

問題はモンドルキリの早朝の寒さ。風が吹く中、更に風を切って山道を走るのに防寒具はなし。6時前には発つつもりが薄暗さが寒さを感じさせるので少し遅くなってしまいました。直ぐに膝が冷え、プロテクターを付け忘れたことに気付いたものの引き返す気にはなれず。山を下れば気温も上がるだろうと思っていたのに身体は時と共に冷えて来ました。

サエンモノロムから次の町Kaev Seimaまでは山の中。ケオセイマから平地になります。その手前で76号線の補修工事が行われていました。2か月前に来る時より工事範囲は拡大し、ここでも補修する度に道路状態が悪化している感じです。

思えば昭和30年の小金井市の道路も工事が少なくはなく、ロードローラーがアスファルトを固めている光景を思い出します。しかし、ここまで酷くはなかった、と思わずに居られないのがプノンペンからコンポンチャムに向かう国道6号線。拡張工事をしているわけですが年々工事範囲が広がり悪路が拡大するばかり。プノンペンに着いてバイク修理店の店員と話すと、「お金がないんだよ。途中で誰かが懐にいれちゃうから・・・」

サエンモノロムからケオセイマまでは50kmほど。思っていた以上に山道は長く、またケオセイマに出ても気温は上がりませんでした。身体が冷えて困るのは胃が痛くなるからで、「腹巻をするようになってから風邪を引かなくなった」と言う友人の話を思い出しました。ケオセイマ地区がクラチェ州のスヌウルと接していてその境は何時も何処だかわかりません。たぶん用を足しにバイクを止めたこの画像の辺りかと思います。76号線上にはキャッサバの欠片が氾濫していました。民家の近くでは家禽が道路に出て来てこの欠片を漁ってました。沿道にある看板のキャッサバの買い入れ価格は320リエル(8円)との表示。スヌウルの自然保護区に接しているためか聞き覚えのない野鳥の鳴き声を聞きながら用を足しました。

ヤマハ・セロー225はX-1やFTR223と比べ格段の加速力のため長距離走行はとても楽です。しかし、先日9Lでわずか144㎞しか走らずガス欠。リッター16kmはタンクに穴が開いているとしか思えない数字で不安になったばかりです。不安なのでスヌウルに着いてトリップメータが140㎞を示しているのでスタンドに寄ると今回は僅か3Lしか入らず一安心。

スヌウルで国道7号線を左折し、メモットのガソリンスタンドに併設されたドライブインで休憩。何か食べようとしたものの値段が高いので取り止め。前回ここで食事をしたことを思い出し、同じ後悔は繰り返さないことにしました。

メモットを過ぎベトナム国境方向への分岐路を過ぎた辺りで8号線に出る道路に左折しました。この道と8号線はほぼ田んぼ風景。8号線に出れば後一息。と思ってしまったからか、ここからがやたらと長く感じました。12時近くになり、気温も上がったせいで眠気にも襲われ、バイクを止めて一服。昼食は沿道の店で鳥の脚やレバーどっさりのお粥を食べました。

プノンペンに着くとヘルメットから靴まで土埃がどっさり。再び10月に過ごした8ドルのゲストハウスに泊まりました。思う存分温水シャワーを使い、久々に爆睡。



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