GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

ファングーラオ通りの寿司シンちゃん

2013-12-08 21:49:09 | 買い物

ホーチミン市に買い出しに来ました。と言うか資金不足でベトナムに残したままの銀行口座から現金を引き出したり登録事項の変更手続き等々する必要があるからですが、きょうは日曜日。前回、プノンペンからHCM市へのバスの中でバッグから大金を盗み取られ、まだその後遺症に喘いでいるわけですが、精神的にも同じバスを利用すると思い出したくないことを思い出して不愉快の極み。とりあえず今回はリュックを抱えたままバスに揺られましたが、現金を入れてないので意味のないことでした。

ファングーラオ通りから近いコープマートCONG QUYENH店に向かって歩き、途中で銀行のATMで引き出し。ところが10百万ドンを指定すると機械の残高不足、5百万ドンでも不足、2百万ドンを指定するとカードは返却され現金が出てきません。隣のATMに移動して再びカードを入れると何と残高が2百万ドン減っていました。慌ててガードマンを呼び説明すると明日の朝来るようにとのこと。

毎回、こんなトラブル続きでどうにも落ち込みました。もっとも振り返ればベトナム生活はトラブル続きで窃盗被害にはいい加減慣れている筈でしたが。2百万ドンが戻って来るかどうかは明日の朝まで待たねばなりませんが、まだ戻らないと決まったわけではないし、と買い物に向かいました。

コープマートは日曜の夕方、年末セール期間のためか混雑してました。16年ほど前、この店で買い物をして抽選で2等のお菓子の詰め合わせセットが当たったことがありました。レジに人が並ぶこともない時代だったからなのでしょうけど。振り返れば隔絶の感があります。

90年代以降格差を拡大しつつの経済発展と言われながらもスーパーマーケットで日用品を買う所得層が増大していることは間違いないことで、外国人が多いプノンペンのスーパーとは大違い。

モンドルキリでの買い物は限られるためプノンペンでも買い出しをしたわけですが、品物の豊富さと値段の安さはやはりホーチミン市です。衣服などはプノンペンのセントラルマーケットで古着を買えば安いのは確かですがサイズを合わせるのが一苦労だし、市場の値段交渉は苦手。損をしないためにはそれなりに何軒か回って相場を知る必要がありそうです。それに農作業用の衣服などは今は日本のカインズホームで買った方が安いかも。モンドルキリの市場で埃の積もった台所用品にはどうにも買う意欲が失われます。久しぶりにベトナムのスーパーに来てお上りさん気分に浸りました。台所用品は輸入品の日本包丁にベトナム製ステンレス鍋、まな板、皿等々、食品は味の素ベトナムのLISA醤油にお菓子類。カンボジアのスーパーではベトナム語で14,000ドン(0.66ドル)と表示されたガムが1ドル以上で売られてます。コープマートでは12,600ドン(0.6ドル)。リッツ・クラッカーはベトナムでも輸入品ですが、一本当たり0.5ドル以下。モンドルキリのコンビニでは0.9ドルで売られてました。

プノンぺんでは4,000リエルの定食がモンドルキリでは5,000リエル。僻地なので物流費がかさむのでしょうけど。ホーチミン市よりプノンペンの方が物価が高く、モンドルキリでは更に高くなる。高いだけでも品物があればまだ良い方で、モンドルキリの店で売られているTVはいまだにブラウン管TVだったのには驚きました。お蔭で我が家にはテーブルがありません。ステンレス製の折り畳みテーブルすら売ってる所がありませんでした。それでいて糞重量のある固い木でできた工芸品的テーブルは売られています。一つ500ドルだそうです。不思議なのはプノンペンで流通している100リエル札(2.5円)がモンドルキリではないことです。流通最低貨幣単位が500リエル(12.5円)。かつて90年代のハノイや地方ではで100ドン札が多く流通していたのにホーチミン市では200ドン札しかありませんでした。

どちらかと言うとかつてのベトナムの方が健全な経済発展を示しているような気がします。

重い荷物を抱えてファングーラオのホテルに帰る途中、Thai Binh市場の前に「SUSHI SHIN」と書かれた屋台がありました。路上に低いテーブルと椅子が置かれ満席。テイクアウトのバイクも停まっていて大盛況。

    

屋台が小さく、二人しか握れないので時間が掛かっていました。胃の調子が悪いことでもあり、今晩は海苔巻セットを持ち帰って食べることにしました。メニューはページ数が多いのでサッと見ただけですが、他のはマヨネーズたっぷりの感じだったし。ケースの割に中身はスカスカでこの海苔巻セットは55,000ドン(260円)。コンビニではお握りも売っているそうだし、ホーチミン市では食べ物に困ることはない時代になったようです。それに引き換えモンドルキリ生活は・・・と少々悲しくなって来ました。



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