常識について思うこと

考えていることを書き連ねたブログ

ニチアサキッズに思う

2009年01月25日 | ヒーロー&アニメ

日曜朝の「ニチアサキッズタイム」と言えば、スーパー戦隊、仮面ライダー、プリキュアです(ごめんなさい、「少年突破バシン」は無理でした・・・)。ここ数週間、番組の入替え等の動きもあり、いくつか新しい話題があるので、このニチアサキッズ関連で感じたことを、簡単に記してみたいと思います。

①スーパー戦隊

昨日、公開初日の「炎神戦隊ゴーオンジャーvsゲキレンジャー」を見てきました。久しぶりにメレ様の元気な姿を拝見できて、良かったです。ちょっと出番が少なかったようにも思いますが、メレ様は、既にあの世に行ってしまっている設定なので、これくらいが限界なのかもしれません。

ここから先は、ネタバレ注意になってしまいますが、いわゆる悪役のはずの理央・メレコンビが、スーパー戦隊側で戦ってくれたのは、ファンの期待を裏切らない展開だったように思います。ゲキレンジャーは、本来悪役である理央とメレが主役のラブロマンスという言い方をしたりする人もいるようで、その感覚はよく分かります。そういう意味で、今更ながらですが、昨年の段階で、もっとメレ様を活かしてくれていたらと思うのです。

今回の映画の最後に、ゴーオンジャーの女性3人ユニット「G3プリンセス」のライブ映像が流れました。別にこれが悪いというわけではありませんが、それをやるのであれば、「もっとメレ様を・・・」と思ってしまうのは、ファンとして仕方のないことだと思います(「ユニット結成に思うこと」参照)。

②仮面ライダー

仮面ライダーでは、新番組「仮面ライダーディケイド」がスタートしました。今朝は、第1回目の放送なので、細かいことは分かりません。とにかく、これからの展開を楽しみにしたいと思いますが、以下、ふと思ったことが2点あります。

ひとつは、今回の仮面ライダーディケイドの設定が、これまでの平成仮面ライダーによって展開された9つの世界が、ひとつに融合していくということの本質です。

世界が融合するという現象を、アホくさい子供じみた設定であると笑い飛ばすこともできるでしょうが、私はけっしてそうは思いません。これまで隔絶されていた世界や宇宙が、ひとつに融合するという現象は、これからの科学が扱うべきテーマです(「宇宙が膨張を続けるカラクリ」)。歴代仮面ライダーの出演はもちろんですが、私としては、そうした世界観や宇宙観が、今回の仮面ライダーディケイドのなかで、今後どのように展開されていくのかが、非常に楽しみなところです。

そして、今日もうひとつ印象的だったのは、主人公・士の台詞です。

-何故だ、俺は戦い方を知っている-

おかしいと思われるかもしれませんが、私としては、この感覚が非常によく分かります。これは、あくまでも個人が持つ感覚の問題なので、他者に対して、うまく説明することができないのが残念です。もし端的に言うとするならば、経験や知識だけに拠らないものがあるということかもしれません。

こうした無根拠に見える「戦い方を知っている」ことの証明は、戦った結果を示すことでしかできないと思うので、それはそれとして、実践していけば良いことだと思っています。

③プリキュア

プリキュアは、本日、とうとう最終回でした。今までのプリキュアシリーズでは、最終回に近づくにつれて、とてつもない苦戦を強いられ、たびたび絶望的な状況があったように記憶しています。それが故に、最終回になると、何か特別な感慨もありましたが、今回は、あまりそうしたものがなかったように思います。比較的、あっさりと終わってしまったような感じです。

ただ、今回のプリキュアの最終回では、一点、悪役のブンビーさんが印象的でした。ブンビーさんは、前タイトルの「Yes!プリキュア5」から出ている悪役で、2年間に渡って、ずっと悪の組織(「ナイトメア」と「エターナル」)の下っ端として勤めてきました。

今回、エターナルの崩壊を機に、ブンビーさん自らが社長になって、新会社「ブンビーカンパニー」を立ち上げたのです。これは、大変喜ばしいことです。

悪の組織で、他の同僚が、出世争いに夢中になっているなか、この2年間、ブンビーさんはずっと冷飯を食わされ、大変な苦労してきました。しかし結果として、そのような出世争いに躍起になっていた人々が、組織と共に、この世から消滅し、ブンビーさんだけが生き残ったのです。

私は、ブンビーさんが、そうした辛い状況を耐え、悪の組織に完全に魂を売ることをしなかったため、今回の「ベンチャー立ち上げ」というチャンスを勝ち取ることができたのではないかと思います。

このことは、何もアニメのなかだけに閉じた世界の話ではありません。これからの実社会においても、大いに通じることではないかと考えます。とくに、社会全体が大きく揺れ動く時代にあって、組織の意味を問うことは、大変重要なことです。実社会において、組織の一員として生活をしている人々にとって、その組織の意味が何なのか、真に自分がしなければいけないことは何なのかを問い続けることは、非常に大切なことです。

これから先、これまで当たり前のように存在していた社会の仕組みは、大きく崩れ去り、同時に新しい仕組みを構築していく必要性が出てくるものと思います。そんな時代にあって、私たちが住む実社会においても、「ブンビーカンパニー」は、とても重要な役割を果たしていくと思いますし、そんな「ブンビーカンパニー」たちが、大いに頑張っていけるよう、精一杯の声援を送りたいと思うのです。

ブンビーさん、ファイトォ!!

コメント
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