バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

巨大皺襞、巨大ヒダ

2009年10月25日 | 胃X線読影
おはようございます。

今日は、胃透視をしていて、耳にする言葉を簡単に紹介します。

今日は、巨大皺襞(きょだいすうへき)です。



巨大皺襞とは・・・胃底腺部のヒダが、著明に肥厚し、脳回状を呈する状態のことを指すそうです。

胃の粘膜ヒダの大きさは通常5mm前後のうようですが、1cm を超えるものを巨大ヒダすなわち、巨大皺襞と判断するそうです。


巨大皺襞を伴う主な疾患は、肥厚性胃炎や胃がん、胃悪性リンパ腫などいくつかあるようです。
実際の撮影現場では、それぞれの特徴をつかんだうえで、追加撮影するなり、試行錯誤することが求められるのでしょう。