バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

自覚症状のない胃癌

2010年01月28日 | 自覚症状 胃がん
こんばんは。
今日は、乳がん寄与歴のある方が胃透視に来られました。
うちでの胃透視は5年以上ご無沙汰だったようです。

さて、この方は、胃癌の所見を呈していました。
この方の自覚症状は食欲あり。身体はかるい。
体重減少なし、心窩部痛もなし。
特に症状は認めませんでした。空気量を少なく撮影したり、多く撮影したりしても、病変の見栄えには、ほとんど差が見られませんでした。
胃癌は胃の粘膜からできますが、かなり胃の粘膜より深いところまで、がんが浸潤している可能性の高い症例でした。


胃癌とは恐ろしいものです。

検診で胃癌に出会うたびにその自覚症状を掲載していこうと思います。

毎年、胃透視を受けていれば、もっと早い段階で発見されたのではないかと、悔やまれます。

自覚症状の恐さ 胃癌

2010年01月22日 | 自覚症状 胃がん
こんばんは。
先日は半日で40人以上を撮影しました。
最近は、人数が多いと 集中力の維持に苦労しています。3時間くらいの間、ほと
んど透視を見ていることになるので、眼が疲れたり首が張ったりします。

さて、今回は40人の中に、胃癌の疑いであろう症例に出会いました。
年齢は40歳中盤ということで、若い方でした。
その方の問診項目を見ると、腹部の違和感や体重減少、心か部痛はありませんで
した。
食欲もあるということで、自覚症状は特にありませんでした。
臨床ではしばしば、自覚症状なしにも関わらず、、検診で胃癌が発見されること
もあります。自覚症状ないままがんは進行していくことが多いようです。

本症例においても検診を受ける大切さが理解できます。


内視鏡で発見

2010年01月18日 | すきくぴの独り言
こんばんは。
久しぶりのブログ更新です。

さて、明日は院内の勉強会がありますが、明日は内視鏡と胃透視の対比をテーマにしていきたいと思います。
胃透視できれいに写し出された症例や、胃透視では写し出されていなかった症例など。
さまざまなパターンがあるかと思いますが、内視鏡検査と対比してみたいと思います。

対比することによって胃透視の弱点やあるいは、改善すべき点が見えてくるのではないでしょうか。
施設の特色上、あまり内視鏡の写真は手に入れることはできませんが、少なからずあります。有効に活用し、さらなる早期発見に繋げていきます。

また後日、勉強会の感想をアップしていきたいと思います。

胃透視の長所

2010年01月10日 | 胃X線と内視鏡の比較
こんにちは。
今日は、胃透視の長所について簡単に説明します。
先日、胃の勉強会があったのですが、そこでは胃の写真は内視鏡と違って、
1枚の写真で広い範囲を読み取ることができると教えられました。
病変の範囲が広く認められる場合には、視野の狭い内視鏡よりも胃透視が優るということでした。


内視鏡は直に胃粘膜を読むことができます。
一方、胃透視はバリウムを撮影しているため、胃粘膜は間接的に写し出されていることになります。バリウムが粘膜にきちんと付着していないと、病変があっても写ってきません。
いろいろと思いつくままに長所や短所を書きましたが、要は、内視鏡の良い点。胃透視の良い点。これらの検査が協力しあうことが大切なのではないかと感じますね。






2010 明けまして

2010年01月01日 | すきくぴの独り言
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。そしてこのブログも、これからもよろしくお願いします。
昨年は何かと多忙で、今年はよりいっそう忙しくなりそうですが、ぼちぼちやっていく次第であります。
何事も普段からの積み重ねですね。



さて、先ほどまで初詣に行っておりましたが・・。さすがに眠たくなってきました。
おやすみなさいです。(2010.AM1:00現在)



2010。皆さんに幸あれ!!