バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

動きの悪い方でも

2016年03月28日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
今日も胃透視をしましたが、腰痛があったり手足が不自由など、身体を動かすのが難しい方がこられました。
胃へのバリウムの不着が悪く、良い画像が撮りにくいこともしばしばあります。
したがって胃透視ではなく、内視鏡検査を受けられることをおすすめします。



牛乳飲むように

2016年03月26日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
普段胃透視をするさい、私は受診者の方にたいしてバリウムを牛乳を飲むようにして飲んでくださいと言ったりします。
そうするとイメージがしやすいのかスムースに飲んでもらえることが多いです。スムースに飲めると胃がきれいに膨らんだままわかりやすい胃が撮れます。
しかし今日は受診者の方に牛乳が嫌いなんですと言われてしまいました。
私はその方にはイメージがしやすいと思いましてと伝え納得していただきました。
声かけひとつとっても難しいと感じたすきくぴでした。

分化型胃がん 特に陥凹型の発見について 録画機能が役立つ

2016年03月23日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
胃透視において分化型の胃がんは未分化型のそれに比べて発見が困難なことがしばしばあります。
一瞬のバリウムのはじきやたまりが発見の契機になることが多々あります。
ところで当センターでは撮影時の透視を録画することのできる機能を搭載しています。撮影後に透視の録画をみると、目的部位にバリウムが流れていなかったり、受診者の動きが速すぎて見えにくかったりします。
撮影後を反省し次の検査に生かす。この繰り返しが病変発見のためには必要だと思います。

分化型の0-2c あなたならどう見つける

2016年03月14日 | 早期胃がん発見 Point
こんにちは、すきくぴです。
周囲の粘膜とさほど変わらない分化型がん。未分化型がんに比べるとその所見は軽微です。
特に5mmから10mmあるいは20mm未満の大きさの分化型0-2cを胃透視にて発見しようとした場合、透視の観察が重要になってきます。一瞬のバリウムのはじきやたまりに気づく必要があります。
今週、職場内の勉強会でそのあたりをレクチャーできればと考えています。

集団検診のバリウム検査と食道がん

2016年03月12日 | 食道
こんにちは、すきくぴです。
今日も食道がんに関する内容です。
前回、人間ドックでは食道がんの発見には期待できると書きました。しかしながらより早期の段階で発見するのは難しいです。
さて今回は人間ドックではなく、集団検診でのバリウム検査についてです。集団検診では多くの施設で食道を撮影していません。そのため食道がんの早期発見は難しいと思います。しかしバリウムを飲むさい、バリウムが、食道を流れているところを観察するため、食道がんの発見ができないわけではありません。ただし一部の施設ではバリウムを飲むところを観察していない施設もあります。あなたの検診施設ではバリウムを検査台にあがってから飲んでいますか?それともバリウムを待合室で飲んでいますか?もし後者であれば食道がんの発見はできません。バリウムを待合室で飲む場合にはスタッフにこう言ってください。
食道がんは見つかりますか?と。

食道がんの早期発見

2016年03月11日 | 食道
こんにちは、すきくぴです。
胃がんX線検診において食道がんの早期発見は困難です。進行食道がんのように食道が狭窄を起こしていればその発見は容易です。
早期の食道がんは食道を撮影し撮影画像を見ないと発見困難です。撮影された画像でも早期の食道がんを発見できないこともあります。非常に食道がんの発見はバリウム検査では難しいです。
人間ドックの場合、バリウムを飲むさい、食道の観察は義務付けられています。人間ドックでは食道がんの発見には期待できます。

陥凹型分化型胃がんの発見

2016年03月03日 | 早期胃がん発見 Point
こんにちは、すきくぴです。
陥凹型の分化型胃がんは、未分化型と比べその凹凸変化に乏しいのが特徴です。そのためバリウムを付着させて撮影するだけでは発見困難なことがしばしばあります。
バリウムを流す際、バリウムのはじきやたまりをの有無を確認することが重要になってきます。