バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

バリウム飲用が苦手な方には

2013年04月14日 | 胃X線を受診される方へ
こんにちは、管理人すきくぴです。
今日は、胃透視でバリウムを飲めない方について話します。

胃透視を開始する際、検査台の上へあがってから、まずは発泡剤を飲んでもらい、その後、バリウムを飲んでもらっているかと思います。

バリウム飲用中、食道の観察をする際には、受診者の様子をとくに、顔色をよく見ましょう。
つい、透視に目が向くと思いますが、受診者の様子も観察することが必要です。顔が引きつっていたりした場合、大抵は、バリウム飲用が苦手な方です。また、余裕があれば、バリウム飲用前に苦手の有無を確認することも有効でしょう。
苦手と言われた場合、「ゆっくりで良いので、自分のペースで飲んでください。」と声をかけてみましょう。この一言で緊張や不安が軽減され、思ったよりスムースに飲むことができたとコメントする方は多々います。

早期胃癌発見や、胃癌の見落としを防ぐための、精度向上の学習はいうまでもありませんが、検査中における受診者の様子を考えることも大切です。


それでは失礼します。すきくぴでした。


陥凹性小胃癌

2013年04月09日 | 早期胃がん発見 Point
胃と腸 2006年 04月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
医学書院


こんばんは、管理人すきくぴです。
先日は、次回の、胃と腸のテーマが、微小胃癌であると記載しましたが、
ここ最近を振り返ってみますと、それに似たテーマがありました。それは、陥凹性小胃癌の診断です。2006年4月号にて特集されています。

一つ、中身を紹介しますと、背景粘膜と発生部位が、二重造影での描出の度合いを評価したという内容が記されていました。小胃癌は小胃癌でも背景粘膜や発生部位によって、描出のされ方が違っているというのです。

実際の検診現場において、ただ撮影するのではなく、一度、撮影したものを評価する余裕がほしいものです。そうでなければ、撮影技術向上はあり得ません。

毎日のできることは限られていますが、今日も少しでも良いので、学習したいと思います。

胃と腸 2006年 04月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
医学書院