バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

下剤の効果を上げる

2011年02月25日 | 胃(全般)
おはようございます。今日は、バリウム飲用後における便秘についてお話します。


先日の研究会では、バリウム検査後、軽食を摂らせてから下剤を飲ませているという医療機関がありました。

食物を摂取してから下剤を飲用するほうが、そうでない場合よりも効果があるそうです。
バリウムによる便秘で悩む方は、けっこういらっしゃいますよね。
軽食は、カロリーメイトなどでも良いそうです。
受診者の方は、検査時にあらかじめ持参しておくとよいかもしれませんね。

胃癌の自覚症状

2011年02月12日 | 自覚症状 胃がん
こんにちは、管理人すきくぴです。
今日は胃癌にたいする自覚症状について書きます。
昨今、胃X線や内視鏡検査の技術は向上され、検診における早期胃癌の発見率は大きく向上してきました。
しかし依然として胃癌の死亡率は高く、残念です。

毎年検診を受ける方、5年に一度しか受けない方、あるいは定年退職してから10年以上受けていなかった方、さまざまなケースがありますが、進行胃癌で発見されてしまう方のほとんどが、毎年受けていない方たちです。せっかく検診の精度が向上してきているのにもかかわらず、受けにきてくれなければ、検査は宝の持ち腐れです。今以上の、検診受診の勧奨が望まれます。


さて、本記事では、胃癌の自覚症状とその早期胃癌の割合についてお話しします。
これはあるところのデータをとってきたものですが、
無症状の胃癌患者の80%以上が、早期胃癌であったのに対し、有症状患者では早期胃癌の割合は50%近くでした。
早期胃癌では、無症状のことが多く、胃癌によって症状が現れたときには、すでに癌が進行していることが多いというのです。

一人で受けるとなると不安もあり、気軽に受診しにくいかもしれません。
ぜひお誘いあわせの上、受診していただきたいと思います。