バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

第26回肺がんCT検診認定技師更新講習会 Web開催の概要

2021年05月19日 | CT
こんにちは、すきくぴです
5月10日ごろ、受講しました第26回肺がんCT検診認定技師更新講習会 Web開催についての概要です。


申込期間 令和3年 4月19日(月曜日)~4月30日(金曜日)
受講期間 令和3年(2021年)5月6日(木) ~ 5月18日(火)

内容は

『国内外の低線量肺がんCT検診の現状』
『低線量肺がんCT検診の実際』
『低線量肺がんCT検診で発見される肺がんと諸病変』
『低線量肺癌CT検診での読影と経過観察』
『末梢小型肺癌に対する外科療法の現状』
『肺がんリスク要因としての放射線』
『低線量肺がんCT検診の精度管理の現状と課題』
『肺がんCT検診 施設認定事業の紹介』
『技師用異常所見検出トレーニング症例解説』 でした

ひとつのスライドあたり約20分前後だったと思います。
『技師用異常所見検出トレーニング症例解説』 に関してはもう少し長かったと思います。
『技師用異常所見検出トレーニング症例解説』 は事前に行ったeラーニング症例の解説でした。

スライド終了時には設問が2つ用意されています。
正解するまで受講終了となりません。
何度もチャレンジできるので、いつかは正解します。

すべての講義の受講終了と認められれば、この更新講習会は終了です。

あとは認定資格更新の際、肺がんCT検診認定技師更新講習会参加証が必要であるため、印刷しておきます。


肺がんCT検診認定技師2度目の更新

2021年04月27日 | CT
こんばんは、すきくぴです。

今日は、肺がんCT検診認定技師2度目の更新についてお話しします。

私は、2022年3月31日づけで肺がんCT健診認定技師資格が満了を迎えます。

つまり、今年度中に資格更新を行う必要があります。

先月末

肺がんCT健診認定機構から更新の知らせが、はがきで届きました。

これは良心的で、うっかり忘れていたということにはならないと思います。

次に更新の流れをご紹介します。

まず、肺がんCT健診認定機構で

Webにて6000円を支払います。

クレジットカード決済が可能です。

すると登録したアドレス先にメールが届きます。

異常所見検出トレーニング用のURLがあるので、アクセスします。

異常所見検出トレーニングを行います。

ただし、注意が必要でインターネットエクスプローラー11にのみ対応しています

異常所見検出トレーニングは全部で20例です。

入力するのは

①異常所見の有無
②異常所見があるのならば、右肺か左肺か
③そして所見のある画像No

何例かこなすうちに、ブラがあるだとか、索状陰影があるだとか迷いました。

そこで思ったのです。

この資格は何のためにあるのか??



そう、肺がんの早期発見です。

資格名は肺がんCT健診認定技師なのだから

そう思って、チェックすると迷いが消えました。

20例説いたら

直す箇所があるか聞かれますので

良ければ、そこでトレーニングは終了です。

終了後は回答を変更することができない仕様です。

以上です。

ご参考になればと思います。

すきくぴでした。






頭部から胸部にかけてのCTA 2件 起始部異常のみ

2015年06月09日 | CT
おはようございます。すきくぴです。
昨日は、頭部から胸部にかけてのCTAを2件撮像しましたが、いずれも動脈の起始部が異常をきたしているのみで、病的には問題なしでした。
当センターの3Dを処理するワークステーションが更新されたたため、より短時間で血管像を作ることができました。
機器の進歩は素晴らしいです。

頸部から胸部にかけて、CTA2件

2015年06月08日 | CT
おはようございます。すきくぴです。

先週は月曜から金曜まで胃透視でした。

そして今週はCTです。
今日は頸部から胸部にかけてのCTAが予約に入っています。
当センターは、検診のみならず要精密検査としてCTを施行しています。
本症例では、エコーにて頸部の血管の狭窄が疑われています。ちょうど肩の高さあたりになるということで、MRIでは評価することが難しいようで、CTの適応となりました。
生理食塩水で造影剤を後押しし、上大静脈からのアーチファクトを軽減し、撮像しようと思います。
日々、勉強ですね。

今日も早期発見をめざして。すきくぴでした。

CT Gastrography 胃の側面がわかる

2014年08月27日 | CT
こんばんは、すきくぴです。
CTでは、解析ソフトを用いることで、胃のあらゆる方向から観察することができます。
そして、胃X線の病変に対する側面像と同じように胃の側面を捉えることができます。
胃がんがどれだけ進行しているかを判断する深達度ですが、CTで把握することがある程度可能となってきているのではないでしょうか。
当センターでCTを用いて、胃がんを3Dで作りだせた症例は10例以上にのぼります。症例数が集まってきたところで、近々、学会等で発表できればと考えています。あらたな可能性を秘めているCTガストログラフィについてのお話でした。

胃X線では胃角小彎を厳密に正面視することができない

2014年08月11日 | CT
こんばんは、すきくぴです。
今日はCTで胃を撮影するCTガストログラフィ、以下CTGについてです。
以前にも記載しましたが、CTGは撮影後、画像の処理でもって、さまざまな角度で編集することができます。それに比べて、胃X線では検査中において、必要とする画像を作り出さなければなりません。つまりCTでは検査終了後にいくらでも診たい角度に画像を変えることができますが、胃X線では一発勝負であり、検査後にかえることができません。
記事に添付されている画像は、胃角部小彎を正面視した角度になります。胃X線検査に従事していない方にとっては理解しづらい内容ですが、胃X線に従事している方にしてみれば、胃X線の常識を超えた画像であるといえます。
胃X線検査では、画像のように胃角部小彎を正面視することができません。
しかし、CTでは正面視することができます。微細な例えばごく早期の胃癌では、CTよりも胃X線のほうが描出する能力が高いですが、CTでは胃X線では得ることのできない角度で胃を観察することができます。これはバーチャルの凄さといえます。
無論、胃X線を否定するつもりはありません。ただ、CTから眺めてみると、違った視点で物事をみることができます。



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医療科学社

CT Gastrography 仮想内視鏡画像 (CTで胃をみる3)

2014年07月30日 | CT
こんばんは、すきくぴです。
今日もCTでわかる胃についてです。
今回お示しします画像は、内視鏡で表示されるように画像を処理したものです。
名付けて仮想内視鏡像です。
胃のヒダが写し出されているのがわかると思います。
ここ最近、CTの機器や画像処理ソフトが進歩しており、このようにCTでも胃の中を観察することができるようになってきました。
実際の内視鏡とは違って、あくまで画像の処理のため、細かいごく早期の胃がんを発見することは難しいといえますが、ある程度でこぼこしている早期胃がんであれば、見つけることが可能です。進行胃がんですと、ほとんどの場合、CTでもわかります。

しかし、実際にはCTで胃がんを見つけている検診施設はほとんどありません。それはバリウム検査や内視鏡検査の技術で、充分に早期胃がんを発見することができるからです。また、CTの装置はバリウムや内視鏡よりも高額であり普及していないのも理由です。

けれど、今後の発展次第で胃がん検診でCTが用いられる日が、もしかしたらくるかも?しれません。


CT Gastrography (CTで胃をみる2)

2014年07月28日 | CT
こんばんは、すきくぴです。
昨日に続きCTでわかる胃の3D、CTGastrography(CTガストログラフィー以下、CTG)についてお話します。CTGは、あらゆる角度から胃の3D像を把握することができます。
そのため胃壁にある所見を調べることができます。
ただし、胃の粘膜がわずかに炎症を起こしている場合や、早期の胃がんの種類によってはCTGではわかりにくく、胃X線や胃内視鏡検査のほうが病変発見には優れています。進行胃がんですとほとんどの場合、CTGでわかります。
このCTG画像は私の胃ですが、発泡剤を飲み検査台の上に寝て、息を止めるだけです。
非常に楽です。胃X線のように動くことやバリウムを飲む必要はありません。
またゲップの我慢は必要ですが、CTGは寝たままの検査なので、胃X線のようにゲップが出やすいこともありません。
CTGは今後、普及する可能性を少なからず秘めています。




CT Gastrography (CTで胃をみる)

2014年07月27日 | CT
こんにちは、すきくぴです。
今日はCTで胃をみる、CT Gastrography(CTガストログラフィー)についてです。
昨今、CTの性能や技術が進歩し、3Dで立体的に画像をつくりだすことができるようになりました。
今回表示している画像は、CTで撮影された3Dの胃です。
撮影の手順ですが、まず始めにバリウム検査で用いられる胃を膨らませる発泡剤を水で飲んでいただきます。
次に上向きで撮影台に寝ていただき、息を止めてもらいます。検査時間は約5分です。
あとは得られた画像を技師のほうで処理し、このような3Dが作れます。
3Dを作る時間は10分程度です。3Dは胃の辺縁にある病気をみることができます。

第14回瀬戸内CTサイエンスセミナーに参加して

2013年09月08日 | CT
こんにちは。すきくぴです。
先日、瀬戸内CTサイエンスセミナーに参加してきました。
非常に勉強になりました。
昨今、CTは検出器の多列化に伴い、良好な任意の断層像や3D画像も習得可能となりました。
これにより、医療は大きく進歩したきたのですが、その分、データ量が増えてきており、サーバーの容量を圧迫してきているのが問題です。
短時間で、良好な画像を作成できる分、安易にサーバーへ転送していないかどうか、気持ちが欠けていると感じずにはいられませんでした。
日々、学習ですね。