バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

体上部後壁撮影の悩み

2020年01月31日 | 胃X線撮影
お疲れ様です
管理人すきくぴです
次回の胃透視小勉強会で体上部後壁の悩み解決を話すことになりました
いろいろな施設に胃透視の悩みを聞いてみたところ、多くのかたが体上部後壁撮影に苦労しているようです
私自身も体上部後壁撮影は得意ではありませんが
当日はディスカッション形式で悩みを解決できればと考えています
皆さまと一緒に悩みを解決できれば幸いです

胃透視における発泡剤の追加について

2019年05月20日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです

二週間後に、胃透視における発泡剤の追加について、講演する予定です

検査中では胃内の空気量が減ってしまい、発泡剤の追加をするケースがあります

スライドまとめ中です

皆様は普段から発泡剤の追加について、どのようにお考えですか?

また、受診者の立場からすると
発泡剤の追加はいかがですか?

胃透視の病変発見について

2016年11月17日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
胃透視では飲んでいただいたバリウムを胃粘膜に塗りつけて撮影をしていきます。
バリウムで胃粘膜の凹凸を表現し、病変発見をしていきます。
しかしながらこの病変発見、病変と認識する能力やそもそも病変には何があるのかを知っておく必要があります。
病変発見は難しいです。

前壁撮影 おしりを持ち上げる

2016年11月15日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
胃透視ではあたかも逆さまになるような場面があります。
前壁撮影といわれ、胃がんなどの早期発見に必要な体位です。
さてそんな前壁撮影では、おしりを持ち上げることで、画像が分かりやすくなる場合があるようです。
私自身、おしりを持ち上げることはほとんどありません。
撮影される皆様は普段からおしりを持ち上げさせてますか?

胃透視 ゲップの良し悪し

2016年07月29日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
ご存じの通り胃透視では発泡剤を飲んで胃を風船のように膨らませて撮影します。
ゲップが出てしまうと膨らんだ胃はしぼんでしまいます。
多くの場合、発泡剤を追加し再び胃を膨らませるようになるのですが、時によって胃がしぼんでいるほうが、分かりやすいことがあります。
ゲップの良し悪しについて、またお話しできればと思います。

耳の聞こえにくい場合

2016年04月25日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
胃透視では受診者に身体を動かしてもらう検査です。多くの場合、検査台から離れたところから指示することになるのですが、耳が聞こえにくい人ではしばしば思ったような体位変換をえられません。そんな場合には、受診者の方のそばへ行き、体位変換をお願いする必要があります。
そばにいると安心もするようです。そばでの検査はおすすめです。

圧迫撮影など 胃透視の画像評価におすすめ

2016年04月13日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。新人さんと一緒に胃透視を勉強し直しているところです。
さて今日は新人さんから胃透視の質問を受けました。
圧迫撮影の理想画像はどのようなものなのかと聞かれました。
答えですが、胃粘膜の凹凸が表現できている圧迫が理想と答えました。しかし言葉ひとつだけでは説得力に欠けますよね。そこでお勧めの本があることを新人さんに伝えました。その本の名前は、実践上部消化管造影臨床画像評価法です。視覚的ではありますが点数づけされています。新人さんにとってわかりやすいものとなっています。この本を見るようにと薦めました。


新人さんの胃透視

2016年04月05日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
皆さんの施設でも新人さんがいると思います。
新人さんは頑張って仕事を覚えている最中でしょう。
ところで胃透視ではバリウムを目的部位に流して撮影し病変の早期発見をします。
新人さんの撮影を横で見ていると、ただ撮影しているだけでバリウムが目的部位に必ずしも流れていません。
新人さんの透視は位置決めのための透視になっています。目的部位を把握しバリウムを流すようアドバイスする必要があります。皆さんの施設ではどうですか?
すきくぴでした。

動きの悪い方でも

2016年03月28日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
今日も胃透視をしましたが、腰痛があったり手足が不自由など、身体を動かすのが難しい方がこられました。
胃へのバリウムの不着が悪く、良い画像が撮りにくいこともしばしばあります。
したがって胃透視ではなく、内視鏡検査を受けられることをおすすめします。



牛乳飲むように

2016年03月26日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
普段胃透視をするさい、私は受診者の方にたいしてバリウムを牛乳を飲むようにして飲んでくださいと言ったりします。
そうするとイメージがしやすいのかスムースに飲んでもらえることが多いです。スムースに飲めると胃がきれいに膨らんだままわかりやすい胃が撮れます。
しかし今日は受診者の方に牛乳が嫌いなんですと言われてしまいました。
私はその方にはイメージがしやすいと思いましてと伝え納得していただきました。
声かけひとつとっても難しいと感じたすきくぴでした。

分化型胃がん 特に陥凹型の発見について 録画機能が役立つ

2016年03月23日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
胃透視において分化型の胃がんは未分化型のそれに比べて発見が困難なことがしばしばあります。
一瞬のバリウムのはじきやたまりが発見の契機になることが多々あります。
ところで当センターでは撮影時の透視を録画することのできる機能を搭載しています。撮影後に透視の録画をみると、目的部位にバリウムが流れていなかったり、受診者の動きが速すぎて見えにくかったりします。
撮影後を反省し次の検査に生かす。この繰り返しが病変発見のためには必要だと思います。

撮影台が立っているか ゲップのでやすさ

2016年02月07日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
今日は胃X線検査に関する話です。
胃X線検査ではゲップを我慢し胃粘膜をくまなく観察していきますが、ゲップがでることがしばしばあります。
このゲップは撮影台が立っているときによく起こります。
撮影台が立っていると、胃の中に入っている炭酸ガスが上へ上とあがり、食道を通ってガスが出そうになります
。つまりこれがゲップです。撮影者はこのことを肝にめいじて検査をしましょう。
今、撮影台を立てた理由は何ですか?理由は言えますか?答えることができるのならばまだよいですが、理由もなく撮影台を安易に立てるのは止めましょう。
ゲップの出る理由は撮影するあなたにあるかもしれませんよ。

胃X線検査の見学

2016年01月17日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
今日はとある施設の方々が胃X線検査の見学に来られました。
数ヶ月程度、胃X線検査に従事しているようで、悩みは前壁撮影のようです。
前壁撮影には私も悩んでいますが、前壁撮影のコツを考えてみたいと思います。
前壁撮影では
1.胃内の空気量
2.圧迫枕の位置
3.圧迫枕の厚み
が重要となってきます。
1の胃内の空気量は序盤の後壁で体部大わんがしぼんでくるようなら、発泡剤を追加し空気量は多めにする必要があります。
2の圧迫枕の位置はみぞおちあたりです。牛角胃には体部小わんを目安にし、曝状胃にはやや上め、こう状胃にはやや下めです。あくまで目安なので実際には透視で確認しながら、胃が矯正される位置を確認します。
最後の3の圧迫枕の厚みですが、こう状胃には1~2cm程度、牛角胃や曝状胃には5~10cm程度の厚みです。
体部小わんから胃角部小わんあたりが枕によってつぶされ、胃の前後壁がくっついてしまいそうなくらいが良い厚みと考えます。
圧迫枕の素材はタオルです。タオルを丸めて使用しています。
圧迫枕を敷く際には受診者が痛くないかどうかを確認しながら検査を進めていきましょう。
早期発見めざして。すきくぴでした。

胃がん検診の認定技師について

2014年07月07日 | 胃X線撮影
こんにちは、すきくぴです。
今年も9月に胃がん検診認定技師の試験が行われます。
この度入社してきた後輩たちは、試験勉強の真っ最中です。
私は昨年に受けましたが、そのときの試験内容はテキストから出題されました。
意地悪な質問はほとんどなく、試験前に行われる講義からも出題されました。
今年も一人でも多くの認定技師が誕生し、胃がんの発見に結びつくことを願っています。