バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

検診間隔 胃

2009年02月23日 | 胃(全般)

 今日は胃がん検診の受診間隔の妥当性について書いてみたいと思います。
現在のところ胃がん検診では、年に一度の定期検診となっています。
実際に撮影をしていて年に一度は妥当と考えます。ただ、年に一回ではあっても、検診間隔をきちんと一年間隔で受けたほうが良いような気がします。
というのも…。例えば07年5月に受診していて、次回は09年1月に受けたとします。この場合、年度的には07年度08年度で、年に一回のがん検診が成立していると言えます。しかし実際の受診間隔は約1年8ヶ月くらいであり、一年をオーバーしています。8か月オーバーです。
胃がんは胃粘膜から筋層に到達したとたん、急激な勢いで成長してしまう印象があります。胃がんの組織的種類の違いはあれど、がん発見の観点からいって、定期的な年一回が必要な気がします。
あと胃がんに関与している多くは、ヘリコバクターピロリ菌です。これは有名な話しだと思いますが、ピロリ菌をもつ人は半年に1回の内視鏡検査が必要なのでは。という声も耳にします。
がん撲滅の戦いはまだまだ続きます。