バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

ポリープはがんなの??

2009年02月06日 | 胃X線を受診される方へ

先日、インターネットを見ていると、ポリープをがんだと思っている方がいらっしゃるみたいですね。
ポリープは良性の腫瘍です。ポリープ自体は命を脅かすものではありません。
ある程度まで成長すると、大きくなりにくくなるようです。(解釈が違っていたらすみません・・・。)
一方、悪性腫瘍のひとつであるがんは、留まることを知らず、大きくなり続けます。
そのため、がんは命を脅かす。放っておくと死に至ります。リンパ節へ転移したり、血管を介して他の臓器にまで、がん細胞が侵入していきます。

ポリープは、がんと違い良性なので、一般には経過観察になります。
検診で行われる胃透視では、ポリープの診断がついても、念のため内視鏡検査が勧められることがあります。
それはなぜかというと、がんのごく初期では、ポリープとの鑑別が困難なことがあるからです。初期の段階では、がん量が少なく、一見ポリープに類似していることもあるためと考えられます。内視鏡検査で生検を行い、がん細胞が見つかることは事実あるようです。大抵は、良性のポリープですが。

今日は、ポリープをがんと勘違いしている記事を目にしたので、ポリープとがんについて簡単に触れました。
ポリープ=がん ではありません。ご安心を・・・・。