バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

小彎病変の統計

2009年02月13日 | 胃(全般)

私は毎回の撮影時に、その日の撮影した所見をExcelに書き込んでいます。
今回、その所見表をもとに、前庭部小彎病変に対しての統計をとってみました。
すると意外にも、前庭部小彎の病変を指摘していないことがわかりました。
小彎側は、がんや潰瘍の好発部位であるため、必然と前庭部の指摘も多いと思っていました。
しかし、実際には違っていました。個人的なデータでは、胃角小彎へのチェックが多かったです。がんや潰瘍、そして潰瘍瘢痕などを多く指摘していました。特に潰瘍瘢痕を背臥位の第2斜位(振り分け像)での追加撮影が多かったです。
勉強会に参加するようになって、統計をとっております。毎日の入力には、時間と労力がかかりますが、統計をとることによって、自分の弱点などを客観的に判断することができる気がします。
統計データ、あなどることなかれです。