バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

集団検診で 異常を指摘されたら

2008年12月21日 | 胃(全般)
胃の集団検診では、バリウムを飲んで胃内に病変があるのか、ないのかを判断していきます。
胃にはさまざまな病変ができます。ポリープができたり、潰瘍ができたりします。
一般にポリープは、透亮像と言われたりします。潰瘍はニッシェとか言われたりします。
胃透視で病変の存在が疑われた場合には後日、胃内視鏡検査を受けていただくことになります。もっと詳しく病変を視るためです。
受けるようにと指示された方はすみやかに、内視鏡検査を受けていただきたいと思います。

内視鏡検査を 薦められた人の中には、潰瘍ができたり、潰瘍を繰り返していたりして、胃粘膜に傷を残した場合も多いですね。
そう言った場合にはもう集団検診を受けるのではなく、毎年、同じ医療機関で内視鏡を受けていただき、しっかりと経過を観察されたほうが良いと思います。



胃透視を行う術者は、精度の高い病変の存在診断を行える写真を撮影する。
そして異常が指摘された場合には、単に病変がある写真を撮影するのではなく、良性悪性の判別を行える写真を撮影していくことが大切だと思います。