バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

次回も受けようかな。

2008年08月22日 | 早期胃がん発見 Point
胃検診で行われるバリウムは、受診者の方々に話しかけながら誘導していく検査です。
受けられる方々の個性はさまざまです。
ゆっくり話してもらいたい方、
大きな声で話してもらいたい方、
他にはゲップが出そうだから早く検査を終えてもらいたい方、
めまいやふらつきがあり、あまり動けそうにない方など
いろんな方がいます。

バリウムでは、右を向いたり左に向いたりと頻繁に身体を動かします。初めて検査を受ける方は、この左、右が中々スムースにいきません。普段よりもゆっくり丁寧に話すことがポイントではないでしょうか。

私は「少しくらい左や右を間違えても検査には支障ないですよ。」とよく声をかけます。こう言った言葉をかけると安心するのか、緊張感がほぐれるのか、スムースに動いてくれる方が多いです。
私たち撮影者が当たり前だと思っている検査、慣れてない受診者からしてみたら当たり前ではないかもしれませんよ。なんでこんな簡単なこともわからないのだろう、と思うのはナンセンスでしょう。

あと、あまり撮影ばかりに気を取られないで、受診者の健康状態をつねにうかがいながら検査を行っていきましょう。せっかくの検査なのだから我慢しなければ!と思って、つい体調の悪いのを我慢しながら受ける方もいると思います。「気分が悪いときは、遠慮せずに言ってくださいね。」という一言が受ける人を安心させると思います。




「バリウムはしんどいけど、この人になら次回も検査してもらいたい。」と思ってもらえるような撮影者になりたいですね。