バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

胃カメラは、すごい!!

2008年08月19日 | 胃X線と内視鏡の比較
久しぶりに写真を載せます。

胃カメラは、バリウム検査とは違い、直接、病変を見ることができます。
この症例、専門的にいえば、0‐Ⅱc, sig ,早期の胃がんです。
実はこの症例、先に人間ドックのバリウム検査を行っております。バリウム検査で要精密された方の胃カメラ写真なのです。バリウムでも早期の胃がんは捕まえれますよー。


でも胃カメラは、色調で病変のあるなしを判断することができます。しかも、色素散布といって、病変にスプレーを撒くようなことができます。

撒いた写真が下の写真です。より明瞭に病変の凹凸がわかります。胃カメラはすごいです。

ピロリ菌、胃を悪さする

2008年08月19日 | 予防 胃がん 
ヘリコバクター・ピロリ菌。この菌は胃の粘膜を脅かす存在です。感染すると、胃の粘膜が炎症をきたし、いわゆる胃炎になってしまいます。
ピロリ菌は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因のひとつです。
またピロリ菌は、胃がんの発生にも関与しているようです。
現在の食生活などは、戦後とは違い、衛生面的に改善されてきております。そのため、今の若い人たちはほとんどピロリ菌に感染しておりません。年齢ではおよそ50歳台以上の人に、感染者が多いようです。
一度、ピロリ菌に感染しているかどうかを診てもらい、感染しているようなら今後のためにも除菌されたほうが良いかもしれません。