ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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肯定的な意図を探る

2008-10-11 | 育児
 うそをつき、ごまかすことの多い子どもと対決をしている教師がいる。仲間に働きかけをし、仲間の力で信じ合う姿を作り出し、その輪の中でうそをつき、ごまかすことがいかに相手を裏切ってしまうことになるのかを感じさせようと必死で取り組んでいる。しかし、なかなか子どもの姿が変わらない。
 どうしてうそをつくのだろう。うそをつくことで自分にプラスになることがあるのだろうか。
 深く追求しないが、いつも叱られ続けている子どもだととしたらどうだろう。
・叱られない口実を言う。
・気に入る言葉を返す。
・ごまかして機嫌を取る。
 出てきた言葉に場当たり的に反応し、一番相手が納得する言葉を見つけ出し、答えていく。繰り返しそれをしているうちに素早く答えを見つけ出すようになっていく。その場をうまくくぐり抜けるためには、とてもいい手段だと思ってしまう。後先考えないでその場を取り繕うことで精一杯だとしたら、うそをつくことで自分を守ることができる。
 どんどん想像が膨らんでくる。これが本当かどうかは分からないが、可能性として考えられる。次第にその子が可哀想になってきた。
 仮にそうだとするといくら責めても、うそをつかない姿にはならないだろう。打つ手を変えないと変わらない。
 うそをつく子どもと叱る側との関係の改善が大事になる。
 悩んでいる教師と話し合っているうちにそんな思いが強くなった。早速家庭に電話をして家庭の様子や母親との関係を探ることになった。