ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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強い人

2008-10-31 | 育児
 「強い人になりたい。」と思ったことはないだろうか。昔は、大木のようにしっかり根を張り、嵐が来てもびくともしない姿に強さを感じた。しかし、今は、柳のように嵐がきたら風にあおられながらも、もとに戻るしなやかさをもっている姿に強さを感じている。
 どちらも嵐に耐えうる強靱さをもっている。違いは、嵐を受け入れるか受け入れないかように思う。私たちが願う生きるたくましさとは、どんな強さを求めているのだろう?
 社会の変化に適応しながらも粘り強く生きていく力だとすれば、それは柳のような強さなのかもしれない。
 批判からは柳のような強さは生まれない。まず、受け入れて初めて自分の力が試される。
 育てる側が考えている子育ても、授業も、学級経営もすべて同じように見えてくる。一方的にこちらの願いを押しつけ、子どもの意見を無視したり、跳ね返したりしていく姿は大木の強さに見えてくる。子どもを受け入れ、何とかそれを生かそうとする姿は柳のような強さが見えてくる。嵐に振り回されて自分を見失いそうになっても、必ず戻ってくるしなやかさは育てる側としてもっていたい力だ。まして、力尽くで押しつけることはしたくない。それは育てる力がないことを自ら示しているようなものだ。
 最近は、子どもだけでなく、保護者からもいろいろな意見が飛び込んでくる。まずは、教師自身が変化に対応しながらも粘り強く生きていく力を身に付ける必要がありそうだ。