ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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変化に気づく

2008-10-03 | 育児
 子どもの変化に気づけるかどうかは、教師の見方にかかっている。子どもを指導するのは、子どもに何らかの変化を期待しているからだ。それにも関わらず、指導し放しでいることはないだろうか。
 子どもの変化を何で見るか。
・身体的な変化で見る。(顔つきが変わる。体に緊張感がある。等)
・動きの変化で見る。(変えようとする行動になる。行動が変わる。等)
・言葉の変化で見る。(指導した言葉、反省、気づきが出る。等)
・周囲の変化で見る。(仲間への働きかけや仲間の思いが変わる。等)
 指導した瞬間の変化がどこまで持続しているかを見ることが見届けとなる。
★指導した瞬間の変化だけを見て安心していることはないだろうか。
★指導後、やるかやらないかは自分次第だと見放してはいないだろうか。
★他にも指導しなければならないと言って目を離していないだろうか。
★他にもすることがあると言って目を離していないだろうか。
★指導する子が大勢いると言って目を離していないだろうか。
★変化したにも関わらず、子どもの努力を認めないでいることはないだろうか。
 変化したことを指導した子ども自身が自覚することで変化となる。
「いけないと思っているんだね。その顔から分かるよ。」
「そうだ。そうすることなんだ。」
「よくわかっているね。その思いを大事にしようね。」
「できるようになったね。みんなで拍手!!」
「最近のあの子の様子はどうかな?」
「あなたが努力したから、こんな学級になってきたよ。」
 子ども自身の変化が周辺にも影響を及ぼしたとき、その子どもの存在感が明確になる。そこまで、見届けると子どもは先生は、「私を見ていてくれる。」「大事にしてくれている。」と感じる。欲張ることはない。一つでいいから、どの子にもそういう思いを感じさせることができたら、多くの指導をしなくてもすむ。特に問題行動の多い子どもには、これが必要。一点突破だ。一つのことを満足に見届けられないうちに他の指導をしても、教師の指導の意図は伝わらない。「いやなことばかり言う先生だ。」「私のことを嫌っているからなんだ。」という思いにさせてしまう。1つのことができたとき自信とともに信頼関係を築くことができる。
 つまり、愛情を感じる指導になっているかどうかは、教師が子どもの変化をどこまで見届けるかにかかっている。