70年代にプログレッシブ・ロック・バンド<ファー・ラウト>、そして<ファー・イースト・ファミリー・バンド/Far East Family Band>を率いて活躍された<宮下富実夫さん>。日本プログレの礎を築き、世界でも高く評価されました。バンド解散後、77年に宮下さんはアメリカに渡ります。そして81年に帰国され“ミュージック・セラピー”をテーマにヒーリング・ミュージックの世界で活躍され、アルバムも発表。さらにはアニメや映画音楽も手がけらます。そして1991年、内田康夫さん原作、市川昆さん監督の角川映画の傑作「天河伝説殺人事件」の音楽を担当され、このサウンドトラックアルバム「天河伝説」を発表されます。
映画は、新宿の街中で平凡なサラリーマンの男が突然胸を掻きむしって倒れて“リリーン”という鈴の音が響いて。その鈴は三角形で“五十鈴”と呼ばれ、天河大弁財天社に太古から伝わる神宝神代鈴が原型となっているお守り。能の宗家で、後継者問題でもめている水上家、天河神社近くの天川村で旅館を営んでいる女性、そして取材にきていたルポライターの青年が、“五十鈴”をめぐる事件にまきこまれていって・・・といった感じですかね。
アルバム1曲目は「天河伝説」。静かに静かにはじまって、そして太鼓の音が響き、ミドルテンポのリズミカルなシンセリフが鼓の音とともに情緒たっぷりにながれて。どことなく“哀しみ”を感じますね。聴いていて切なくなってくるような。悲劇の幕開けといった雰囲気でしょうか。後半にはアコースティックギターのソロも。
2曲目は「黄昏」。笛の音のようなサウンドが、浮遊感のある幻想的なシンセリズムをバックにゆったりとしっとりとながれて。朝もやのかかった山奥に響くかのような感じでしょうか。聴いていて心が落ち着きますね。
3曲目は「宮」。しっとりとしたサウンドが静かに厳かにはじまり、横笛のような音がゆったりと響き渡って。聴いていてつい姿勢を正してしまうような感じでしょうか。
4曲目は「五十鈴」。ゆったりと幻想的な女性コーラスのようなサウンドが響き、笛のような音がとしっとりと抒情的にながれて。
5曲目は「天川」。ハープのような音色が神秘的に響き、浮遊感のあるシンセサウンドが漂うようにゆったりとながれて。
6曲目は「嵐」。幻想的なシンセサウンドがゆったりと静かに響き、そこに笛の音も加わって幽玄にながれて。タイトルとは全く異なる、透き通るような静かな世界が広がっています。
7曲目は「弁財天」。金属音が神秘的に響き、そして笙の音色が厳かにゆったりとながれて。その後、鼓の音が力強く響き、そしてベース音のアップテンポのリズムがはいって、拍子木とともにお経がながれて。なんとも不思議な世界ですね。中盤からは力強い笛の音も加わって。
8曲目は「二人静」。シンセの幻想的な奥深いサウンドからゆったりとはじまって、浮遊感たっぷりの柔らかなサウンドが心地よく響いて。聴いていて心おだやかになりますね。ふわふわとほのぼのするような感じです。
9曲目は「朝霧」。ピアノのようなサウンドの哀愁たっぷりのミドルテンポのリフをバックにシンセサウンドがゆったりと切なく哀しくながれて。
10曲目は「桜吹雪の舞」。ほのぼのするようなシンセサウンドのメロディがゆったりとながれて。どこか懐かしさも感じるような気がします。中盤では幻想的なコーラスサウンドが奥深く響き渡って。
11曲目は「羽衣の舞」。優雅なサウンドが華やかにゆったりとミドルテンポでながれて。そして幻想的な奥深いコーラスサウンドが響き渡り、終盤では再びゆったりと優雅なサウンドがながれて。凛とした舞を見ているかのようです。
12曲目は「秘境」。重量感のある神秘的なサウンドからゆったりとはじまって、シンセの幻想的なサウンドがしっとりとながれて。
13曲目は「雨ふらしの舞」。アップテンポのパワフルでリズミカルな鼓の音から勢いよくはじまって、気合のはいった掛け声が響いて。そしてバックにはシンセの荘厳なサウンドがゆったりとながれて。
14曲目は「吉野」。ダイナミックで重厚なシンセサウンドがゆったりと響き渡って。整然とした佇まいや、真っ直ぐに屹立した木々が目にうかぶようで、力強さやどっしりとした重さを感じます。
15曲目は「ながれ道」。ゆったりとほのぼのするようなシンセサウンドがミドルテンポのリズムにのってながれ、そしてしっとりとした男性ヴォーカルがはいって。アルバム唯一の歌モノです。聴いていてホッとするような安心感のある曲ですね。
サントラとしてだけでなく、一枚のアルバムとしても、日本の情緒をたっぷりと感じられ、しかも心休まるヒーリング効果もバツグンのとっても素敵なアルバムですね。寝る前にこのアルバムを聴いたら、心地よく眠りにつけそうです。
映画は、新宿の街中で平凡なサラリーマンの男が突然胸を掻きむしって倒れて“リリーン”という鈴の音が響いて。その鈴は三角形で“五十鈴”と呼ばれ、天河大弁財天社に太古から伝わる神宝神代鈴が原型となっているお守り。能の宗家で、後継者問題でもめている水上家、天河神社近くの天川村で旅館を営んでいる女性、そして取材にきていたルポライターの青年が、“五十鈴”をめぐる事件にまきこまれていって・・・といった感じですかね。
アルバム1曲目は「天河伝説」。静かに静かにはじまって、そして太鼓の音が響き、ミドルテンポのリズミカルなシンセリフが鼓の音とともに情緒たっぷりにながれて。どことなく“哀しみ”を感じますね。聴いていて切なくなってくるような。悲劇の幕開けといった雰囲気でしょうか。後半にはアコースティックギターのソロも。
2曲目は「黄昏」。笛の音のようなサウンドが、浮遊感のある幻想的なシンセリズムをバックにゆったりとしっとりとながれて。朝もやのかかった山奥に響くかのような感じでしょうか。聴いていて心が落ち着きますね。
3曲目は「宮」。しっとりとしたサウンドが静かに厳かにはじまり、横笛のような音がゆったりと響き渡って。聴いていてつい姿勢を正してしまうような感じでしょうか。
4曲目は「五十鈴」。ゆったりと幻想的な女性コーラスのようなサウンドが響き、笛のような音がとしっとりと抒情的にながれて。
5曲目は「天川」。ハープのような音色が神秘的に響き、浮遊感のあるシンセサウンドが漂うようにゆったりとながれて。
6曲目は「嵐」。幻想的なシンセサウンドがゆったりと静かに響き、そこに笛の音も加わって幽玄にながれて。タイトルとは全く異なる、透き通るような静かな世界が広がっています。
7曲目は「弁財天」。金属音が神秘的に響き、そして笙の音色が厳かにゆったりとながれて。その後、鼓の音が力強く響き、そしてベース音のアップテンポのリズムがはいって、拍子木とともにお経がながれて。なんとも不思議な世界ですね。中盤からは力強い笛の音も加わって。
8曲目は「二人静」。シンセの幻想的な奥深いサウンドからゆったりとはじまって、浮遊感たっぷりの柔らかなサウンドが心地よく響いて。聴いていて心おだやかになりますね。ふわふわとほのぼのするような感じです。
9曲目は「朝霧」。ピアノのようなサウンドの哀愁たっぷりのミドルテンポのリフをバックにシンセサウンドがゆったりと切なく哀しくながれて。
10曲目は「桜吹雪の舞」。ほのぼのするようなシンセサウンドのメロディがゆったりとながれて。どこか懐かしさも感じるような気がします。中盤では幻想的なコーラスサウンドが奥深く響き渡って。
11曲目は「羽衣の舞」。優雅なサウンドが華やかにゆったりとミドルテンポでながれて。そして幻想的な奥深いコーラスサウンドが響き渡り、終盤では再びゆったりと優雅なサウンドがながれて。凛とした舞を見ているかのようです。
12曲目は「秘境」。重量感のある神秘的なサウンドからゆったりとはじまって、シンセの幻想的なサウンドがしっとりとながれて。
13曲目は「雨ふらしの舞」。アップテンポのパワフルでリズミカルな鼓の音から勢いよくはじまって、気合のはいった掛け声が響いて。そしてバックにはシンセの荘厳なサウンドがゆったりとながれて。
14曲目は「吉野」。ダイナミックで重厚なシンセサウンドがゆったりと響き渡って。整然とした佇まいや、真っ直ぐに屹立した木々が目にうかぶようで、力強さやどっしりとした重さを感じます。
15曲目は「ながれ道」。ゆったりとほのぼのするようなシンセサウンドがミドルテンポのリズムにのってながれ、そしてしっとりとした男性ヴォーカルがはいって。アルバム唯一の歌モノです。聴いていてホッとするような安心感のある曲ですね。
サントラとしてだけでなく、一枚のアルバムとしても、日本の情緒をたっぷりと感じられ、しかも心休まるヒーリング効果もバツグンのとっても素敵なアルバムですね。寝る前にこのアルバムを聴いたら、心地よく眠りにつけそうです。