ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

中島優貴さん  幻想組曲:やまとなでしこ

2019-01-03 08:36:20 | フュージョン
 80年代に<ヘヴィ・メタル・アーミー→イースタン・オービット>等で活躍されたキーボード奏者の<中島優貴さん>。ソロではこれまでに1982年に「大予言」、84年に「インスパイア/INSPIRE」、86年に「サブリナ」を発表されていますが、84年にもう1枚、今回紹介させていただく「幻想組曲:やまとなでしこ」を発表されていました。このアルバムは、歴史にのこる偉大な功績や影響を与えた女性をモチーフにイメージされた曲が10曲収められています。このアルバム参加メンバーは、ギター<小森晴美さん>、ベース<神馬利明さん>、ドラムス<江尻則和さん>、キーボード<橋北哲哉さん>の「PROJECT INSPIRE」のメンバーと、ゲストでベース<鳴瀬喜博さん><渡辺建さん>、ドラムス<樋口宗孝さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「プロローグ:やまとなでしこ」。シンセが幻想的に奏で、ピアノがゆったりと力強く。そしてシンセがゆったりと哀愁メロディを奏でて。
 2曲目は「夢・美聖女 image from 小野小町」。しっとりとしたピアノからシンセが幻想的に奏でて。そして一転アップテンポのリズムがはいってシンセがのびやかに奏で、その後ピアノとリズミカルに。POPな感じで楽しく。
 3曲目は「女王の恋 ミステリー・ウーマン image from 卑弥呼」。キーボードのリズミカルリフからミドルテンポでダンサブルに。その後シンセがのびやかにエモーショナルに奏でてロマンティックな感じに。
 4曲目は「ドラマティック・フィール image from 細川ガラシャ」。しっとりとしたシンセからはじまり、アップテンポのリズムがはいって躍動感たっぷりにダンサブルに。そしてピアノのリズミカルリフからシンセがのびやかに奏で、盛り上がって。
 5曲目は「ミラー・オブ・ムーン image from 山内一豊の妻 お千代」。シンセがしっとりと奏で、ミドルテンポのリズムがはいってのびやかに、そして力強く盛り上がって。その後シンセがエモーショナルに奏でて。
 6曲目は「エキゾティック・ファンタジー image from 出雲阿国」。アップテンポのリズムにのってキラキラなシンセサウンドがリズミカルにダンサブルに。そしてシンセのエモーショナルなソロが。その後ブレイクからリズミカルにダンサブルに。そこからシンセのテクニカルなソロが。
 7曲目は「フビライの矢 image from 静御前」。ハープシコード風の音色がゆったりとながれ、ピアノがしっとりと哀愁たっぷりに奏でて。その後シンセとピアノがユニゾンでしっとりと奏で、そこからシンセのエモーショナルなソロが。
 8曲目は「愛のジェラシー image from 額田王」。ピアノのリズミカルリフからミドルテンポで哀愁たっぷりにはじまって、シンセがリズミカルリフからエモーショナルなソロを。
 9曲目は「スペイシー・セレナーデ image from 徳川千姫」。アップテンポのパワフルなシンセリフからリズミカルにはじまって、躍動感たっぷりのスラップベースリフにのってダンサブルにオシャレに。その後シンセやピアノのテクニカルなソロが。
 10曲目は「エピローグ:ヴィーナス・アレイ image from 光明皇后」。シンセとアコギがゆったりとしっとりと、そしてベースもしっとりと。その後一転アップテンポのリズムがはいって、シンセがのびやかに奏で、シンセとピアノがリズミカルなリフを。終盤にはシンセのテクニカルなソロが。
 全体にロック色はあまりなく、テクニカルな面はあるものの、弾きまくりというほどでもなく、フュージョンとも異なる、どちらかというと映画のサントラのような感じがしました。もちろんノリのいいダンサブルな曲や、しっとりと沁みるような曲など、心地よく楽しめる素敵なアルバムですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。