ひよりの音楽自己満足

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人間椅子 19th 怪談 そして死とエロス

2016-02-16 22:01:54 | 人間椅子
 初期Black Sabbathをベースとしたドゥーミーなサウンドに、日本文学&おどろおどろしい歌詞をのせ、津軽弁の節回しで聴かせてくれる青森発の和製ヘヴィロックバンド<人間椅子>。メンバーはギター&ヴォーカル<和嶋慎治さん>とベース&ヴォーカル<鈴木研一さん>、そして4代目ドラム&ヴォーカル<ナカジマ・ノブさん>です。
 2013年のOZZ FEST JAPAN出演で一般HR/HMファンにもその名を知らしめ、大活躍ばく進中の<人間椅子>。2015年1月にはなんと渋谷公会堂をsoldout!で、そのライブ映像がBSで放映され、DVD/BRで発売。さらに<筋肉少女帯>とのコラボミニアルバム「地獄のアロハ」も発表。そしてなんと11月に再び開催されたOZZ FEST JAPAN 2015に2回連続で出演!もちろん今回も大好評!さらに2016年2月にニューアルバムを発表とのことで、めっちゃ楽しみにしていました。
 スタジオアルバム通算19枚目となるニューアルバム「怪談 そして死とエロス」。なんとも意味深なタイトル。山奥の廃村で撮影されたとのなんとも不気味なメンバー写真のジャケットで、めっちゃ期待しちゃいます。
 アルバム1曲目は「恐怖の大王」。ダイナミックダークリフからパワフルにはじまって、ハイハットのアップテンポのリズムにのってミドルテンポのヘヴィリフがながれ、和嶋さんのリズミカルなヴォーカルがはいって、スリリングに展開し、和嶋さんがのびやかに歌い、サビではダイナミックに。中盤ではミドルテンポのヘヴィダークリフにのって和嶋さんか伸びやかにスキャットを。そこからアップテンポの躍動感たっぷりのドライブモードになってギターのテクニカルなソロが。時折Ritchie様風のフィルも織り交ぜて。終盤ではアップテンポのノリノリモードで和嶋さんのリズミカルなヴォーカルがながれ、ラストはダイナミックなリフからスラッシュドコドコモードで疾走。なんとなく“なまはげ”と“地獄のアロハ”を足したような感もありますけど、かっくいいっす。
 2曲目は「芳一受難」。ミドルテンポのヘヴィダークリフからゆったりと不気味にはじまるも、アップテンポのドライブモードになって、鈴木さんのリズミカルなヴォーカルがはいって、和嶋さんのコーラスのハモりもはいって、サビでもノリノリで“こっちへ来い!”って。中盤ではミドルテンポになって“般若心経”が不気味にながれて。そういえば曲に“お経”が入るって、ありそうでなかったような?その後、三味線風のテクニカルなギターソロが。終盤ではアップテンポのドライブモードでリズミカルなヴォーカルがはいって、再びミドルテンポで“般若心経”がながれ、ラストはツーバスドコドコでノリノリモードで。
 3曲目は「菊花の数え歌」。ヘヴィギターのリズミカルリフからアップテンポのノリノリモードでギターとベースのユニゾンリフがながれ、和嶋さんの和歌風のヴォーカルがはいって。その後、阿波踊り風リズムでノリノリでギターのテクニカルなソロが。終盤ではユニゾンリフから和歌風ヴォーカルがはいって、大正琴の音色が綺麗にながれ、ラストはブレイクからダイナミックなリフがはいって、三味線風リフが。
 4曲目は「狼の黄昏」。ミドルテンポのシャッフルモードのギターリフからアップテンポのノリノリモードになって、16ビート風リズムで鈴木さんのヴォーカルがのびやかにながれ、♪WohWohWooh~!って。OZZY様の“月に吠える”のオマージュかな?中盤ではブレイクから♪Wooh!って掛け声からギターのテクニカルなソロが。終盤ではヴァースに戻って、サビはハイキーでのびやかに歌い、雄叫び一発!ライブめっちゃ盛り上がりそうです。
 5曲目は「眠り男」。ギターのアルペジオリフがミステリアスにながれ、ドラの音が響き、ギターのリズミカルなリフからダイナミックなリフがスリリングに。そしてアップテンポのドライブ感たっぷりのノリノリモードになって、和嶋さんのヴォーカルがのびやかにミステリアスにながれ、ミドルテンポになってのびやかに、アップテンポに戻ってパワフルに。中盤では一旦止まってからリズミカルなリフとパワフルなドラムがはいって、そこからスライドギターソロが。終盤では再びミステリアスなアルペリフから和嶋さんののびやかなヴォーカルがはいって、そこから盛り上がっていって、ダイナミックなリフと叩きまくりドラムがはいってパワフルに。ラストはアップテンポのノリノリモードでブレイクをキメて。
 6曲目は「黄泉がえりの街」。アップテンポのリズミカルなリフからはじまるも、ミドルテンポになって鈴木さんのダーティでのびやかなヴォーカルがはいって、コーラスも加わって盛り上がり、ダイナミックなブレイクリフから鈴木さんがパワフルに歌って。そしてスリリングなブレイクリフから鈴木さんがのびやかに不気味に歌って。中盤ではアップテンポのシャッフルのノリノリモードになって弾きまくりのギターソロが。終盤ではブレイクからアップテンポのリズミカルなリフから鈴木さんがのびやかに歌って、ラストはミドルテンポのヘヴィダークリフがミズテリアスにながれ、ドラムが叩きまくって。
 7曲目は「雪女」。ヘヴィダークリフからミドルテンポではじまって、和嶋さんがハイキーでのびやかにミステリアスに歌い、ブレイクからリズミカルにのびやかに歌って。その後ギターのミステリアスなアルペジオリフから和嶋さんがゆったりとのびやかに歌って。中盤ではスリリングなブレイクからアップテンポのノリノリモードになってギターのテクニカルなソロが。終盤ではミドルテンポで和嶋さんがハイキーでのびやかに歌って。ラストはブレイクからパワフルに。
 8曲目は「三途の川」。ミドルテンポのゆったりとしたリフからはじまって、グルーヴィなリズムにのって鈴木さんがのびやかに歌い、サビではコーラスもはいって盛り上がって。中盤ではエモーショナルなギターソロが。その後ヴァースに戻って鈴木さんがのびやかに歌って。終盤ではアップテンポのドライブモードになってリズミカルリフから鈴木さんがのびやかに歌って。
 9曲目は「泥の雨」。ダイナミックリフからミドルテンポで和嶋さんがのびやかに哀しげに歌い、サビでものびやかに歌い、ドラムが叩きまくって盛り上がって。中盤ではギターのミステリアスなリフからのびやかなコーラスがはいって、そこからエモーショナルなギターソロが。終盤ではダイナミックリフから和嶋さんがのびやかに歌い、叩きまくりドラムとともに盛り上がって、ラストはダイナミックリフが豪雨のように激しく。
 10曲目は「超能力があったなら」。唯一のノブさんヴォーカル曲。ダイナミックリフからアップテンポのパワフルなズンズンリフが。てっきり鈴木さんヴォーカル曲かと思ったくらい。で、ノブさんの力強いのびやかなヴォーカルがはいって、サビはミドルテンポでパワフルに、そして♪イエーイ!ってキメて。中盤ではミドルテンポでギターのワウソロが。スイッチングもキメて。その後パワフルなズンズンリフからノブさんの力強いヴォーカルがはいって、シャウトもキメて。ラストはリズミカルリフにのって♪ヘイ!ヘイ!って。これライブめっちゃ盛り上がるでしょうね。光景が目に浮かびます。
 11曲目は「地獄の球宴」。久々の野球曲。ギターのリズミカルリフノリノリモードで鈴木さんのリズミカルなヴォーカルがはいって、和嶋さんのヴォーカルもはいって掛け合いを。そしてダイナミックリフから鈴木さんが唸る雄叫びを。中盤ではテクニカルなギターソロが。時折Iommi氏風のタメを織り交ぜて。終盤ではヴァースに戻ってリズミカルなヴォーカルから掛け合いも。ラストはダイナミックリフがスリリングに。
 12曲目は「マダム・エドワルダ」。ベースのヘヴィリフからギターのハイキーのヒステリックなリフがはいって、ミドルテンポのギターとベースのユニゾンのヘヴィリフがゆったりとながれ、和嶋さんが哀愁たっぷりにのびやかに歌い、そしてリズミカルに。中盤ではミドルテンポのリフから和嶋さんがのびやかに歌い、ダイナミックなブレイクからギターのリズミカルなアルペジオリフにのって和嶋さんがのびやかにメロウに歌い、そこからギターのエモーショナルなソロが。どことなくロシアとか旧ソビエト系の香りがするような、暗く美しい感じですね。終盤ではリズミカルなリフから和嶋さんがのびやかに、リズミカルに歌い、ダイナミックなブレイクからギターリフにのって和嶋さんがのびやかにスキャットを。そして再びエモーショナルなギターソロを。これまでにないようなタイプの曲かも。素晴らしいです。
 全12曲、まだ1回しか聴いていないのでピンとこない曲もありますが、思わず口ずさむ曲やメロディやリフも多く、1回聴いただけで「これは素晴らしい!」と唸ってしまう曲や、ノリノリになってしまうライブが待ち遠しい曲もアリアリで、さらに新境地ともいえる作品もある、聴き応えのある素敵なアルバムですね。特に鈴木さんが僧侶姿になってずいぶん経つと思いますが、意外に“お経ロック”はこれまでなかったかも。そして“マダム・エドワルダ”の思わず聴き入ってしまう深い趣は感動っす。もっとも鈴木さんの引きずるような気味悪い歌の、人間椅子の真骨頂ともいえるドゥーミー曲がないのは残念ですが。
 2/19大阪からはじまり、3/19の東京ファイナルまでの1カ月のレコ発全国ツアー、各地で盛り上がることでしょう。ライブ待ち遠しいっす!


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